漫画「異世界転移したら愛犬が最強になりました ~シルバーフェンリルと俺が異世界暮らしを始めたら~ 」(感想レビュー)
異世界にペットと共に転移する系の話が増えています。
ペットを飼っている人は、置いて転移したら心残りですよね。
異世界でペットは最強の従魔になる流れが定番で、おかげで主人公は、はじめから危機も乗り越えられるし、異世界の人々からもひと目置かれる存在になれるので、ほんわかほのぼのした異世界モノが好きな人におすすめなジャンルといえそうです。
サラリーマン・広岡巧と愛犬(マルチーズ)のレオは異世界転移し、レオはシルバーフェンリルになり巨大化した姿に。
森で薬草を探していたリーベルト公爵家令嬢・クレアの命の恩人となった巧は、レオと共に屋敷でお世話になります。
フェンリルは強いという設定がファンタジーでは共通した認識があります。
愛犬(マルチーズ)のレオが異世界転移した途端、最強である振る舞いに戸惑いを感じる人がいるかもしれませんが、そういうものだと受け入れて楽しむのが吉でしょう。
2巻、巧のギフトは「雑草栽培」と鑑定されます。
名称センスは置いといて、想像した薬草を生やすことのできる素晴らしい能力。
シルバーフェンリルに縁のあるリーベルト家のクレアは、今でも森にシルバーフェンリルがいるか確かめるため、巧とレオに護衛をお願いします。
3巻、巧は「雑草栽培」の能力を使いすぎ!?倒れてしまいます。
4巻、クレアの父、エッケンハルト公爵と巧の初対面。
「雑草栽培」のギフトが大金を生み出すため、巧の身を案じた公爵は護身術に剣を習わせます。
もしも巧が悪徳な貴族に攫われたら、奴隷化して薬草を作らされ続けるかもしれません。
そんな脅威はまだ出てきていませんが、今後の展開が気になります。
サラリーマンにしてはちょっとのんびりな性格に描かれているような気もしますが、
大金を生み出す「雑草栽培」のギフトにガツガツした商売っ気を見せず、
リーベルト家も優しく、
物語もゆるーく、ほのぼのとしていて、優しい世界が広がっています。
シルバーフェンリルに縁のあるリーベルト家に、巧とレオが転移した意味は何かありそうですが、とりあえず命の恩人スタート。
今後もリーベルト家のピンチを救う存在となることでしょう。