タイ旅行・文化を描いたエッセイ漫画『タイのひとびと』を読んでみました。
私のタイの知識は、屋台で美味しいごはんが食べられる国という程度。
行ったことはありません。
ただ著者・小林眞理子の絵柄が気に入って、タイ人のスタイルの良さとか、おばちゃんのふくよかな体つきや人柄が滲み出てる表現がよかったんです。
本当にタイが好きで描いてるのが溢れ出ていると感じました。
外でやってる食堂に行くエピソードがいくつか描かれています。
タイ語しか書いてないメニューで、注文に戸惑う(わかる!)
今だったらGoogleで画像翻訳してもらったらわかるのかな。
接客態度や感覚、文化の違いに驚きますが、タイ人は優しいようです。
怒ってるのかな?という態度に見えるだけで、怒ってなくて、著者も慣れないうちはドキドキしています。
タイ人が親日的な行動してくれたり、ほのぼのしたエピソードが読めます。
タイマッサージを何度か受けている小林ですが、男性から聞いたタイマッサージに驚きます。
タイでは男性には睾丸マッサージ(健康のためのやつ)をしてくることがあるらしい。
えっ。
調べてみると、ジャップカサイと呼ばれるタイ伝統医学に基づくマッサージ。
精管の老廃物を流し、睾丸の血流量を増加。
それが、生殖機能の回復やテストステロンの増加に繋がります。
いきなりマッサージすることはなく、全身をマッサージし、全身が温まっている状態が前提です。
日本でもジャップカサイを受けられるタイ式マッサージ屋さんがあり、(私は見てないけど)Youtubeでマッサージの様子がアップされているそうなので興味がある人は検索してみてください。
さまーずの三村さんのテストステロン値が下がってることがわかって「睾丸を揉んでもらってる」とポロッと話してたんですが、もしかしたらジャップカサイのことだったのか?
詳しく語られてなかったけど可能性はありますね。
知らないと驚いてしまいますが、睾丸ケアの選択肢も広がりますね。
タイにはニューハーフ(レディーボーイ)が多くて、
2年前に会った食堂の小さな弟くんが、キレイになりすぎて気が付かなかった
とか、そんなタイあるあるネタが日常風景で驚きます。
日本だと新宿二丁目や芸能関連で働いてるイメージですが、タイだと普通に一般企業、食堂などで働いてて、隠して暮らさなくて良いんですよね。
タイって興味深いと思っていたら、10日に気になるニュースを見てしまいました。
タイでは去年、アジアで初めて大麻が解禁され、市場が拡大しています。
外国人観光客を中心に、1日50人ほどが訪れるといいます。
店には20種類以上の乾燥大麻があり、高いもので1グラムあたり600バーツ、日本円でおよそ2400円です。
タイ政府は2019年に医療用大麻の使用を合法化。
去年6月には大麻が麻薬リストから除外され、家庭でも栽培できるようなりました。
アジア初の“大麻解禁”で、大麻を使った食品や化粧品も登場し、市場規模は2000億円に拡大すると予想されています。
こちらの日本料理店では、大麻を使ったコースが人気だといいます。
日本料理店のタイ人シェフ
「商売しやすくなっているから、大麻は絶対に広がっていくと思います。実はきょう大麻を吸いました。一日中微笑んでいます」
日本人観光客がさく乱状態になって搬送されたケースもありました。 日本大使館は、 「みだりに栽培したり所持したりすれば、大麻取締法の国外犯規定で罪に問われる可能性があり、日本に大麻を持ち込もうとした場合には処罰の対象になる」 として注意を呼びかけています。参照ニュース アジアで初 “大麻解禁”のタイ 医療目的に限定も中毒者が急増…日本人が働く大麻ショップも|TBS NEWS DIG - YouTube
日本料理店の大麻コースって。
2022年に日タイ修好135周年を迎えるなどしてまして。
在タイ日本国大使館は、以下のように述べています。
今日、日タイ関係は大きく発展し、当地は日系企業の海外での一大活動拠点となっているほか、世界有数の在留邦人社会を有しており、タイは日本及び日本人にとって、非常に身近で欠かすことの出来ない存在になっています。
タイが大麻国になると、日本にも影響が出ることは否めなさそうじゃないですか?
ちょっと物騒なことを紹介しましたが、エッセイ漫画『タイのひとびと』はタイに興味が沸くような内容です。
小林眞理子はTwitterでタイの楽しい日常漫画を発信しています。