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急速に老化し1日で死亡。不思議なビーチ。映画『オールド』(感想レビュー)

 

シックス・センス』『ノック 終末の訪問者』のM・ナイト・シャマラン監督の

映画『オールド』をAmazonPrimeVideo見放題で見ました。

そのビーチを訪問した人は、1日で急速に老化し、一生の時間が過ぎてしまうというサバイバルホラー映画。

 

映画『オールド』あらすじ

南国のリゾート地を訪れた4人家族。

翌日、マネージャーから特別にプライベートビーチに招待される。

ビーチに到着すると、同じく招待された三組(外科医チャールズと妻クリスタル、娘カーラ、母アグネスの一家。看護師ジャリンと心理学者パトリシアのカーマイケル夫妻。人気ラッパーのミッドサイズ・セダン)がいた。 

ところが浜辺で女性の遺体を発見したことで事態が一変する。

このビーチでは1日で急速に老化し、一生の時間が過ぎてしまうことがわかった!
果たしてこのビーチは何なのか?脱出できるのか!?

 

映画『オールド』感想レビュー

 

予告を見て、なんだか絶望的な状況?怖い!

映画『オープンウォーター』や『ソウ』が思い浮かぶ。

見るのを躊躇うなぁ。

だけどシャマラン監督が監督・製作・脚本を手がけた映画。

何か秘密があるのでは...

シックス・センス』のような驚きがあるのでは...

いや、だけど『サイン』の例もあるしな...

で、『オールド』を見た結果、さすがシャマラン監督!という映画でした。

そういうことか!

まるでスタンド攻撃(ジョジョの奇妙な冒険)にあっているかのような恐怖でした。

 

謎解きに触れるのはネタバレになるので映画で楽しんでいただくとして、

撮影地はドミニカ共和国

キューバの隣の国です。

海と砂浜で撮影は簡単そう!

なんて思ったら、メイキング映像を見るとハリケーンの時期に撮影しなければならず大変だったそう。

崖も作ってた!

参照動画  映画『オールド』特別映像「The Island」

 

全員が急速に老化していく姿が興味深いです。

老化は見た目の変化よりも、耳が遠くなったり、目が見えにくくなったり、わかりにくいのです。

これはシャラマン監督が両親の老いを感じたときを参考にしているとか。

50代前後の人には、両親や自分の老化を自身でもリアルに感じていると思うので、残された時間をどう過ごすか、について考えさせられることでしょう。

死を感じて今までの人生を直視する演出は映画の定番です。

 

それに対し、子供はどんどん成長して見た目が変わっていきます。

しかし、体が成長しても中身は幼いまま!

体に心が追いつかない様子は不憫。

 

残された時間がわずかになったとき「最後まで諦めない」と決意

「でもその前に」子供達のとった行動が!

そうそう、子供ってそんな感じ。

そういうところを描くのが面白いなぁ。

でもその行動も重要なポイントで必然性があるのも、さすがシャマラン監督。

 

先日見たシャマラン監督の映画『ノック 終末の訪問者』に通じるところがありました。

ただ主題は違うかな。

映画『オールド』はアメリカの合理主義って極端に言えばこういうことだったりしない?って感じに見えました。

世にも奇妙な物語』のように楽しめるかと。

 

休暇で訪れた先で起きる出来事なのも2つの映画に共通していて、

シャマラン監督の映画を見たら、旅行に行きたくなくなる!

内容は面白いけど、そんな映画です。