家族が「疲労が抜けない」「倦怠感がすごい、」と言うので、いろいろ調べて。
男性の疲労倦怠には更年期も関係していていることがあり「補中益気湯(ホチュウエッキトウ)」が処方されると知りました。
更年期かわからないけど、改善できればと思い補中益気湯から成る漢方製剤「ワカゲン錠」(クラシエの漢方)を試しました。
ワカゲン錠の前に、防風通聖散を試していました。
防風通聖散はお腹周りの脂肪を落とすことで有名で人気のある漢方ですが、湿疹やのぼせの改善のために飲んでいて、疲労倦怠に作用する漢方ではありません。
飲み合わせを調べると防風通聖散と補中益気湯は同時に飲むような漢方ではないそうなので、疲労倦怠回復を優先するため補中益気湯に切り替えました。
過去記事
Amazon特選タイムセールで買ったもの。漢方「おなかまわりの脂肪を落とす 防風通聖散 」のぼせ、湿疹、皮膚炎、肩こり、むくみ、便秘に。(感想レビュー)※追記あり - softcandy’s blog
「ワカゲン錠」の効能は
体力虚弱で、元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすいものの次の諸症:虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、ねあせ、感冒。
そう言えば家族は、胃腸の働きが衰えて疲れやすい方の疲労倦怠、に該当するかも。
加齢と共に胃もたれしやすくなり、胃の調子が良くないです。
「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」は、生命活動のエネルギーである「気」の量が不足した「気虚(ききょ)」の状態の方に用いられる処方です。
「気」は、人の体を支えるすべての原動力のようなものなので、「気」が不足している方は電池が切れた携帯電話のようなものです。
機能は壊れていないのに、動力(気)がないので動けないのです。
「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」は、“中(体の内側)を補い気を増やす”という意味で名付けられています。
胃腸のはたらきを高め、食欲を出すことで「気」を増やし、「気」を上のほうに動かしてめぐらせることで、元気を補い、胃腸の消化・吸収機能を整えて疲れを改善していく処方です。
生命活動のエネルギーである「気」の量が不足って、ちょっと目に見え無いことなんだけど、まぁ、漢方の考えに基づいてる説明です。
「電池が切れた携帯電話のようなもの」ってわかりやすいですね。
確かに、見た目は普通だけど、なんだか元気がない状態って、充電が切れてる感じかもしれません。
漢方薬「ワカゲン錠」(感想レビュー)
ワカゲン錠をひと瓶飲み終えました。
いま、ふた瓶目。
防風通聖散のときは、胃がヒヤッとしたとか、便秘が治ったと聞いたんですが、ワカゲン錠は特に何もないのかなぁと思ったら、あった!ありました!
補中益気湯は、胃腸のはたらきを高め、食欲を出すことで「気」を増やす。
これ!これ!これだったんだわ!
先日、
「なぜか無性にお腹が空くんだよね」
と不思議に思いながら、ガッツリ食べた日がありました。
そのときはピンッとこなかったんだけど、気が増えてるところだったんだ!
すごい、効いてる。
以前はよく「しんどい」という言葉を口にしていましたが、今は前ほど聞いてないです。
休みの日に寝たきりだったのが起きてられるくらいになり、マシになってきている気はします。
胃腸の消化・吸収機能を整えて疲れを改善していく処方なので、なんとなく、緩やかに体調が改善していくと思います。
気になる人は、試してはいかがでしょうか。
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