AmazonPrimeVideo 見放題で映画「ロスト・フライト」がスタートしました。
ジェラルド・バトラーがゲリラから脱出を試みて、ハラハラドキドキする映画「カンダハル」みたいなやつ!
舞台のホロ島はフィリピン沖にあり、日本の外務省HPで「渡航中止レベル3」となっている危険地帯です。
っていうかフィリピン南部ってほぼ渡航禁止!
脚本を手がけた元MI6のスパイであるチャールズ・カミングが家族との休暇時に「自分たちの乗った飛行機が、テロリストの支配する地域に行き先変更になったらどうなっていただろう」と考えたところからアイデアを膨らませた本作。
特殊部隊の工作員に「足止めを食らったら困る場所」のリサーチをした結果、ホロ島が舞台に選ばれたという。
本作でのホロ島の描写をめぐっては、フィリピンの上院議員から「国の名声と名誉を傷つける」と懸念が表明され、フィリピンでの上映は自主規制された。参照記事 ジェラルド・バトラー主演『ロスト・フライト』舞台のホロ島はレベル3渡航中止勧告の危険地帯 | ORICON NEWS
映画「ロスト・フライト」(感想レビュー)
ジェラルド・バトラーはトランス機長役。
188cm、元軍人とあって体格もいい機長、かっこよすぎ!
ふたりは協力して乗客と脱出を試みます。
マッチョなおじさんが汗だくのシーンが続きます。
Tシャツの汗染みがすごい、暑苦しい。
ゲリラと殴り合う格闘シーン。本編映像2分28秒
ふたりが救助を求め出かけている間に、乗客のもとへ車がやってきて、救出されると思い喜んだものの、ゲリラとわかり恐怖に陥る姿が恐ろしい。
ゲリラは外国人を使って身代金を得ようと考えています。
危険地域に不時着したら本当に怖い。
フィリピンのゲリラは以下のとうり。
フィリピンでは、イスラム過激派組織であるアブ・サヤフ・グループ(ASG)、マウテ・グループ、バンサモロ・イスラム自由運動/戦士団(BIFM/BIFF)のほか、共産党傘下の武装組織である新人民軍(NPA)等、多くの過激派組織が活動しています。
参照リンク 外務省 海外安全ホームページ: テロ・誘拐情勢
フィリピンはキリスト教国として知られていますが、イスラム過激派組織が活発に活動しています。
そもそも悪天候のなか飛行機でになったのは会社の上の判断で、さらに運行管理者は人数に対して迂回ルートはコストがかかると悪天候の南シナ海上空を突っ切るルートを推進。(航空会社トレイルブレイザーは、多分、LCC(ローコストキャリア))
負の連鎖はこうして起きる。。。
ただ乗客が幸運だったのは、機長、副機長、乗務員がちゃんと乗客の安全を考えて行動してくれたこと。
随所でリアルな理由で人が死んでいく演出にゾッとします。
実際もそんな感じだと思うし、全員が生還できるほど生ぬるいドラマではないので臨場感があります。
さすがに脱出は難しく会社から要請された傭兵が救出に来ます。
傭兵にスナイパーがいて、McMillan TAC-50のようなスナイパーライフルで車越しのゲリラを狙ったり、見応えのある銃撃シーンが繰り広げられました。
ジェラルド・バトラーだし助かるんでしょ!?と思いつつ、ドキドキ、ハラハラは最後まで止まりません。
おすすめのアクション映画です。
裏社会ジャーナリストの丸山ゴンザレス氏も演出がリアルだと褒めています。
【特別映像】丸山ゴンザレスが語る『ロスト・フライト』のリアル
映画を見たら、南シナ海上空を経由するルートのフライトを選ばないよう気をつけたくなります。
映画「ロスト・フライト」あらすじ
新年、トランス機長(ジェラルド・バトラー)は離陸直前に移送中の身の犯罪者・ガスパール(マイク・コルター)の搭乗が告げられ、悪天候だけでなく予定外のフライトに暗雲が立ち込めていた。
フィリピン沖上空で、突如激しい嵐と落雷に巻き込まれ、トレイルブレイザー119便は孤島へ奇跡的に不時着。
そこは凶暴な反政府ゲリラが支配する世界最悪の無法地帯・ホロ島だった。