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生きてていいって自信が欲しい『劇場版 呪術廻戦 0』"百鬼夜行の決行日" 12月24日からAmazon Prime Videoで独占配信(感想レビュー)

 

『呪術廻戦』の前日譚である、乙骨憂太を主人公にした「東京都立呪術高等専門学校」を映画化した『劇場版 呪術廻戦 0』"百鬼夜行の決行日"が12月24日からPrime Videoで独占配信しています。

 

リンク 劇場版 呪術廻戦 0 Amazon Prime Video

 

 

コミック0巻のお話です。

 

あらすじ

呪いを祓うため呪いを学ぶ、呪術師の学校、都立呪術高専

呪術高専に転校してきた・乙骨憂太(おっこつゆうた) 

担任は五条悟、同級生は狗巻、真希、パンダ。

 

はじまりは、6年前の宮城県仙台市に遡る。

幼馴染が死に、乙骨憂太に憑いた。

「ぼくは呪術高専で理香ちゃんの呪いを解きます」

 

特級呪詛師・夏油傑(げとうすぐる)が乙骨憂太の呪いに興味を示し、呪術高専に宣戦布告に現れる。

「12月24日、日没と同時に我々は百鬼夜行を行う!」

 

 

『劇場版 呪術廻戦 0』感想レビュー

 

乙骨憂太の願いは、

「誰かに必要とされて生きてていいって自信が欲しいんだ」

それに対し真希はやることをやった後で、

「自信も他人もその後からついてくんだよ!呪術高専はそういう場所だ。」

そう言われて、乙骨憂太は努力していきます。

 

乙骨憂太は生きる意味を求めていました。

でも、どうしたらそれが得られるか方法がわからなかったんですよね。

仲間から「ありがとう」と言われてパッと明るい表情になる乙骨憂太が印象的です。

人は誰からか「ありがとう」と言われたら、それが生きがいや明日への気力にもつながるものなのかもしれない。

 

でも(お前、めちゃくちゃ強いのに何言ってるんだ!)とも思いました。

その強さを喉から手がでるほど欲しいと思ってる奴はいっぱいいるのに!

自分が短所と思っていることは長所にもなり得ることがあるんですが、乙骨憂太はまさにその典型。

 

こうして乙骨憂太の人生においてマイナスと思っていた呪いは、強力な武器になったわけですが、主人公の乙骨憂太の声優に、 「エヴァンゲリオン」シリーズの碇シンジでおなじみの緒方恵美が演じています。

 

乙骨憂太のセリフ

「死んじゃだめだ、死んじゃだめだ」

「分かんないよ!」

 

もう、シンジじゃん!

エヴァンゲリオン」のオマージュ!って場面がところどころに見られます。

作者・芥見下々は「エヴァンゲリオン」の大ファンでもあります。

碇シンジは14歳、乙骨憂太は17歳。

高校生男子の声にしては高いという批判も見られますが、気弱な男の子が成長し徐々にたくましくなっていくさまや、心の葛藤、コミカルな演技もできる豊かさは緒方恵美ならではだと感じました。

夏油傑に「女たらしめ」と言われて返す言葉(名セリフ)にしびれます。

 

乙骨憂太のこの経験は呪術廻戦 17巻で虎杖悠仁へ繋がります。

そして『劇場版 呪術廻戦 0』の最後の場面の説明もあります。

 

 

 『劇場版 呪術廻戦 0』予告