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人は誰でも講師になれる


株式会社博報堂で8年間CMプランナーをしていたことのある中谷 彰宏氏の「人は誰でも講師になれる」を読んでみました。知り合いから講師の職に応募しようと思うんだけど、というお話をしているうちに「講師」という仕事に興味を持ったからです。


人は誰でも講師になれる
講師になるのに一番大切なのは才能・経験の有無、話し方の技術でなく、したい! という意識だ。講師をしたいがどうすればよいかわからない人、自分に実力がないと思っている人、一歩踏み出せない人に71のノウハウを伝授する。

中谷/彰宏
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。株式会社博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設

読んでみて思ったのは、

だれにでも講師になる素質があるということ。

まさに題名のとうりですが、読んでみるとナルホドと自分の可能性が広がります。



そして、重要なのは、講義を聴きに来てくれた聴衆をどれだけ満足されるか、ということ。

それが仕事を続けていけるコツでもあります。

でも、講師をやるんだったら、すぐに挑戦してみることがおすすめなのだそうです。

その理由は、お笑い芸人と一緒だな、と思いました。

ネタを考える、、、これはどうだろう、、、発表してみる、、、受けなかった、、、、じゃあ、次はこれでどうだ?、、、、少し手ごたえを感じた、、、という具合に、お笑い芸人が舞台で経験を積んでおもしろくなっていくように、講師の仕事も模索しながらやってみると魅力ある講師になれる可能性があるのです。

どうやってはじめの講義をはじめるか、その方法は本書「「人は誰でも講師になれる」を参考にして下さい。

それから、講師の経験のある方でも参考になりそうな、基本的な気をつけることが書いてありますが、具体例を読むことによって再確認することができます。読んでみたら「できてなかった」と思う点がいくつか見つかりそうな気がします。イマイチ自分の講演依頼が増えないなと思っているひとには特におすすめです。

中谷 彰宏氏の言葉はわかりやすく、その気にさせてくれます。しかし、冷静になって考えてみると「でも自分でどうしたらいいかわからない」と不安が出てくるものです。でも、大丈夫。最後のページに「レターお待ちしてます」と住所が掲載されているので、手紙を出してみる、という手段が用意されています。悩んだら著者に相談できます。それがこの本の憎いところだと思いました。この本はまさに講師になれる入口だと思います。