アニメ『チェンソーマン』が好きで、元祖チェンソーマンを見ておかねば。
と思いつつ、怖くて見る気になれなかったんですが「芸術的」という評価も耳にして、それなら見れるかも?
ホラー映画の名作『悪魔のいけにえ 公開40周年記念版』をU-NEXT(映画観るなら<U-NEXT> )で見ました。
AmazonPrimeVideoでも『悪魔のいけにえ 公開40周年記念版』はあります。
『40周年記念版』は2014年に4Kリマスターが施されたものです。
2022年にはシリーズ9作目となる映画 『悪魔のいけにえ -レザーフェイス・リターンズ-』 が作られています。
こんなに愛されてるホラー映画あるでしょうか!?
オマージュされた作品はたくさんありますがバイオハザード7も影響が見られます。
他の作品を楽しむためにも、頑張って映画を見ました。。。
映画『悪魔のいけにえ』と私の出会い
私が映画『悪魔のいけにえ』の映像を見たのは、衝撃映像で映画の一部を番組で紹介したものでした。
肉を下げる釣り針型のフックに生きたまま人を掛けた!
この映画は見れない!と思いました。
そのため、見てなかったのですが、今回見た映像にありませんでした。
同じ場面はあるのですが、映像が違うのです。
「悪魔のいけにえ スペシャル・エディション コンプリートBOX」に削除されたシーン&アウトテイクが収録されているそうで、その映像だったのかもしれません。
映画『悪魔のいけにえ 公開40周年記念版』(感想レビュー)
5人の男女が、近隣に住む人皮のマスクを被った大男「レザーフェイス」に襲われ殺害されていく物語、
とは聞いていましたが、キャンプに行くパリピな男女と思ってました。
映画『13日の金曜日』のイメージ。
ヒッピースタイルなパリピな男女ではあるんですが、
実家の墓を見に来てたんですよ。
感心だ!若者の好感度UP。
だけど映画は次第に不穏な空気に段々と包まれていきます。
ヒロインは健康的なセクシーな女性。
殺人鬼と恐怖のおっかけっこが始まります。
めちゃくちゃ逃げるヒロイン。
ひたすら走る。
だんだんと滑稽に見えて、笑えてくるレベルになるから不思議です。
なるほど、こういうところも名作の魅力のひとつなのでしょう。
驚くのはヒロインが叫びっぱなし。
嘘だろ!映画館なら席を立つレベル。
気が狂いそうになるくらい叫びます。
私は挫折して音量を最小にしました。
それでも、その叫び声に圧倒的な生命力を感じます。
殺されたく無い!
めちゃくちゃ強い叫び。
心が折れない!
ヒロインは絶望の中であがいて、あがいて、あがきまくります。
真に迫るものがあり、この女優すごい!
と思ったら、本気で殺されるかもしれないと思って叫んでいたことがわかりました。
昭和な手法。。。現代なら非難されるやつかもしれません。
かつて黒澤明も映画『蜘蛛巢城』で俳優・三船に本物の矢を放ってました。
映像トリックで安全な距離があったとは聞きますが、あの表情を見たら「本当かな?」と思うほど迫真の演技です。
1974年の映画なので血や遺体など、作りが粗末、、、ではなく、
動物などの本物の臓を使用していて生々しい。
詳しくは メイキング・ドキュメンタリー作品『ファミリー・ポートレイト』『ショッキング・トゥルース』を見ればわかるようです。
病気で醜くなった素顔を隠すため人皮のマスクを被っています。
海外ドラマ『ウォーキングデッド シーズン10』の人皮のマスクはこれなんだな、と。
人喰いする人間が人間の頭を殴る場面も、ここからきてるんだな、と。
いろいろ見えるものがあり、より他の作品を理解できる気がしました。
レザーフェイスが踊るようにチェーンソーを振り回す姿や、
チェーンソーマンが「ドゥワハハ!」と笑うことがありますが、これもそうかな、と思ったり、さまざなところで感じられました。
「不穏な空気」の演出も。
ヒロインの弱そうで強いあの感じも。
漫画家・藤本タツキはそれらを咀嚼してチェンソーマンを描いたんだなぁ、すごい。
トラックの運転手、どうなっただろう。
悪魔のいけにえは、後からじわじわくる映画でした。
怖い、というより気持ち悪いけど、見てよかったです。
しかし、まともに見られなかった場面もあり、時間を置いてまた見れたら見ようかな。。。
本ページの情報は2022年9月時点のものです。
最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。