トム・クルーズ主演の映画『トップガン マーヴェリック』をNetflixで見ました。
1986年の『トップガン』の36年振りの続編です。
当時、トップガンを見た若者の海軍入隊希望者が絶えなかったという伝説の映画の続編。
映画『トップガン マーヴェリック』あらすじ
アメリカ海軍のエリートパイロット養成学校トップガンに、伝説のパイロット、マーヴェリックが教官として帰ってきた。
その訓練生の中には、若かりしマーヴェリックとの訓練飛行中に命を落とした相棒グースの息子ルースターの姿があった。
北米で7億ドル、日本でも135億円を超える興行収入を記録する世界的大ヒット作。
第95回アカデミー賞で作品賞を含む6部門にノミネートされた。
「オブリビオン」のジョセフ・コジンスキーが監督。
「ミッション:インポッシブル」シリーズの監督や「ユージュアル・サスペクツ」の脚本家として知られるクリストファー・マッカリーが脚本に参加。
字幕は戸田奈津子。
映画『トップガン マーヴェリック』(感想レビュー)
マーヴェリックはパイロットに人生を注いでいる男で、現役で飛び続けている。
過酷なパイロットを続けるのは並大抵のことでは無いはずだ。
冒頭から熱い、かっこいい。
けれども、魅力的だが結婚相手に向かないのもあってか、マーヴェリックは所帯を持たずにいる。
マーヴェリックが訓練生にミッションの説明をするのだけど、
「奇跡」
という言葉を使った。
それほど難しく命懸けのミッションだとわかる。
訓練生が模擬でミスをするということは「死」を意味する。
訓練生が反省会で失敗の理由を伝えたとき、
「遺族にそう言えるのか」
と言われて、訓練生はハッとする。
本番で自分の1度のミスが仲間の死に直結する。
仲間の命を互いが預かっているのだ。
海軍で築いた関係は、生涯に渡って続く。
アイスマンとマーヴェリックのように。
訓練飛行中に命を落とした相棒グース。
『トップガン』を見たとき(え?こんなことで死んじゃうの?)と正直、思った。
マーヴェリックの相棒がこんなカタチで死んじゃうなんて。
でも、すごく現実味もあった。
人間はひょんなことですぐ死んでしまうのだ。
相棒グースの息子ルースターが父に激似なのがよかった。
笑っちゃうほどそっくりである。
『トップガン』で長年抱いていた心のモヤモヤが、『トップガン マーヴェリック』で解消されて晴れやかな気持ちになったように思う。
生きていればいつか許される日が来るというような、映画『30年後の同窓会』しかり、いつしか良いこともあると思わせてくれる。
『トップガン マーヴェリック』で奇跡が起きることはわかっていた。
そういう意味で期待どうりの映画だが、期待以上のことをしてくれるのがトム・クルーズで、最後まで減速することがなかった。