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予告でブラット・ピットがサンドラ・ブロックを救出してる映画「ザ・ロストシティ」(感想レビュー)

 

映画『ザ・ロストシティ』を見ました。

予告でブラット・ピットがサンドラ・ブロックを救出してたやつ。

 

 

ジャングルらしき場所で、サンドラ・ブロックがピンクのスパンコールのツナギを着てて、ひと目でコメディとわかる予告。

ブラット・ピットがサンドラ・ブロックを一輪車に乗せて、ダウンタウンの(笑ってはいけない)のラストシーンさながらに逃げていた。

 

サンドラ・ブロックアカデミー賞女優で現在58歳なのだけど、おかしなポーズをしたり、水に浸かったり、観客がサンドラ・ブロックに求めているであろうお決まりのコメディコースを全部してくれた。

近年、映画の制作が厳しいとは聞いているが、大ベテラン女優も主役をしようと思ったら、ここまでしなきゃダメなのかと思わせるものがあったが、大満足だった。

サンドラ・ブロックはこうでなくちゃ。

 

期待していたブラット・ピットとサンドラ・ブロックのシーンが短かった。

主人公はサンドラ・ブロックと、チャニング・テイタムだった。

騙された!という気分になった。

よく調べもせずに見たから仕方ない。

 

いや、相手役のチャニング・テイタムが良ければ問題なかった。

彼の演技は圧倒的にブラット・ピットに負けていてる。

ブラット・ピットは最高だった。

敏腕トレーナーをアホらしくもあり、カッコよく、とにかくシリアス・コメディに演じていた。

映画『バーン・アフター・リーディング』(2009年)をチラリと思い出した。

頭も肉体も筋肉野郎を演じているが、この手の役でブラット・ピット以上に上手い俳優は知らない。

 

チャニング・テイタムはダンスが得意とあって、映画でもダンスシーンがあった。

007のダニエル・クレイヴが同じ場面を演じたら、と想像したら、物足りないものがあった。

 

ハリー・ポッターでお馴染みのダニエル・ラドクリフも出演してたのが良かった。

金持ちの長男を演じている。

ダニエル・ラドクリフはかつてアルコール依存症になったが、映画『スイス・アーミー・マン』(2016年)ですごい方向へ俳優人生の舵をきったと思った。

今回の「ザ・ロストシティ」の役も似合っていた。

 

脇役のキューバアメリカ人の俳優・オスカー・ヌニェスも良かった。

ちょっとしか出演してないけれどコメディが上手い。

 

強面役の坊主のトーマス・フォーブス・ジョンソンも存在感があった。

プロレスラーか何かの有名人かと思ったが、詳細なプロフィールがわからず、どうやらディレクターやアーティストのよう。あの容姿でスポーツマンじゃないの!?

 

映画「ザ・ロストシティ」はキャスティングがちょっと不思議だったが豪華だった。

映画の内容は、監督もこれで終わるのはマズイと思ったのかオマケ映像みたいなのがついていた。

物語に中身は無いので、気楽に見られる映画です。

サンドラ・ブロックと、チャニング・テイタムのロマンティックな盛り上がりに欠けるので、ラブコメディの物足りなさはありましたが、ブラット・ピットがサンドラ・ブロックの場面を見る価値はあります。