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よくある恋愛映画だがそこが良い『格差恋愛 シークレット・ミリオネア』(感想レビュー)

 

恋愛映画『格差恋愛 シークレット・ミリオネア』をAmazonPrimeVideoで見ました。

 

格差恋愛 シークレット・ミリオネアあらすじ

 

不動産開発企業ペイトン・エンタープライズの跡取り息子・ショーン。 

父が開いた慈善活動のパーティーに出席し、しっかり役割を果たすように言われていたが、玉の輿狙いの女性から逃げるようにパーティーを抜け出してしまう。 

そんなショーンに父は、

「1週間で他の仕事を探すか後を継ぐか、決めなければ勘当だ」

ショーンは会場の駐車場でアリソンと出会う。

彼女は公園をペイトン・エンタープライズが開発するのを阻止するべく活動していた。

 

 

映画『格差恋愛 シークレット・ミリオネア』(感想レビュー)

 

作業しつつ映画をながら見したいときってあるんですが、

映画『格差恋愛 シークレット・ミリオネア』はぴったりでした。

よくある恋愛映画でハッピーエンドで終わるやつ!ってわかるくらいベタな映画です。

ラブロマンスのハーレクインの世界が好きな人におすすめしたい。

 

冒頭の出会い設定はラブコメディ映画『トゥー・ウィークス・ノーティス』を彷彿とさせます。

身分を隠して相手に近づくという意味ではラブコメディ映画『ユー・ガット・メイル』っぽくもあります。

ただ双方の映画を比べると、出演している俳優のグレードや物語の規模も違います。

映画『格差恋愛 シークレット・ミリオネア』は、映画というよりドラマ感覚で見られますが、アリソンとルームシェアしている女の子の恋愛も並行して描かれているので物語が単調になりすぎずよかったです。

 

跡取り息子・ショーンを演じた スティーヴ・ランドが爽やか。

不動産開発企業の跡取り息子とは思えないくらい穏やかな性格。

(不動産リアリティ番組の登場人物はギラギラしている)

ショーンは長身のイケメンで、マッチョなポロシャツ姿。

気遣いができて、なんでもそつなくこなす。

美味しいクロックムッシュも作ってくれる。

フランス語も流暢に話す。

金持ちでなくてもこれは惚れる!

そんな男性を好演しています。

 

ヒロインを演じたのはシヴォーン・ウィリアムズ

ジェシカ・アルバ似で可愛らしいけど、そのファッションは何なの?

ショーンは今まで出会ったことのないタイプの女性に出会い興味を持つわけですが、ショーンがどんどん惹かれるほどの魅力がイマイチ伝わってこなかったのが惜しい。

世間知らずのいい子ちゃんな感じだけでショーンが惚れているところがありました。

公園の開発を阻止するため大量の署名を集めてきたのがアリソンだったらわかるけれど、彼女のがんばりは空回りして見えます。

比較するとやはり女優のサンドラ・ブロックは恋愛コメディの演技が上手いと感じますし、映画『トゥー・ウィークス・ノーティス』のヒロイン設定がこの親にしてこの子あり!という説得力があり、しっかりしています。

 

映画で印象に残った場面は、

キッチンカーで働くアリソンはフードロスになるくらいなら、と余った食材をフードバンクに寄付していました。

それを見習って、ショーンはフードバンク用に食事を用意してしまいます(ショーンが勤めだしてからお店が人気になってフードロスが出なくなっていたのに)

お金持ちのボンボンらしいショーンの行動。

 

キッチンカーのオーナーはそれを見て、

「利益が出てるからって無料であげるの?

 ビジネスなのよ」

 

ショーンの父は慈善活動のパーティーを開いていますが、

フードバンクに寄付するのとは意味が全然違います。

わかりやすく言えば、

チャリティ活動や寄付の金額は税金控除の対象になるのです。

 

日本だと「ふるさと納税」が身近でわかりやすい寄付活動だと思います。

寄付による支援をすることで税金の還付や控除を受けられ、 さらに特産品などの返礼品がもらえる仕組みです。 

 関連リンク マンガでわかる!ふるさと納税

 

結末は父に溺愛されている金持ちボンボンのショーンらしくゆるい。

けれども疲れない映画です。