おすすめ名映画 レ・ミレザブル
ヴィクトル・ユーゴーが1862年に執筆した小説ですが、ミュージカル作品の完全映画化というであり、原作の完全映画化ではありません。
小学校のときに児童向けのものを読んでまったく理解ができず今まで敬遠してましたが、映画でヒュージャックマン、ラッセルクロウが演じていると知り、もうそれだけでも見る価値ある!と思い見てみました。
ただ158分と2時間以上あるんです!
これはゴールデンウィークの余裕のあるときじゃないと無理でしょう〜。
2012年に制作され、第85回アカデミー賞堂々8部門でノミネートされました。
どれくらい感動的なお話しなのか、、、こちらのYoutubeを見て頂ければ伝わるかと。
ニューヨーク在住のファーガソン家、家族4人で鑑賞した帰りの車の中。
母が泣き、運転席の父も親戚のお葬式にも行ったことがあるけど、こんなに泣いたことはない」と夫婦で号泣。
そしてそれを笑う息子w
〇不朽の名作であること
〇ファーガソン家号泣
もうこれだけでも、一度は見ておきたいおすすめ名画だと思います。
しかし、もう少しポイントを紹介しておこうと思います。
●サマンサ・バークスの歌声が素晴らしい
サマンサ・バークスは歌手です。
劇中で「片思い」でして、On My Own (Originally Performed
を歌うのですが、切ない!!
その切ない歌声は聞き入ってしまいます。
あと、ウエストがびっくりするくらい細い!これは衝撃映像です。
On My Own (Originally Performed By Samantha Barks) [Full Vocal Version]
●意外と声がかん高いラッセルクロウ
渋く低い声でお馴染みのラッセルクロウですが、歌うと声が高い!!なぜ!?w(調べたら、ミュージカルの役者さんも声が高かったので、そのキーで歌わなければいけなかったようです)
歌唱力は賛否両論だと思いますが、演技はさすが!
複雑なジャヴェール警部の心情をわかりやすく表現してくれていると思います。
逃亡したジャン・バルジャンに気がつく場面の表情は最高です!
「あれ、ジャン・バルジャンちゃうか?」とアテレコしたくなるほど、顔でモノを言ってます!
ジャヴェール警部の衣装もとっても素敵。
●むしろ若返っていくヒュージャックマン
ジャン・バルジャンというあまり馴染みの無い名前、、、むしろ食べ物みたいで美味しそう!、、、を演じるのはヒュージャックマンです。
ジャン・バルジャンは19年間もの監獄生活を終え、46歳で仮出所します。
4年後、50歳でジャン・バルジャンは「マドレーヌ」と名乗り(これまたおいしそうな名前!)、起業家として成功しており、ツヤツヤお肌です。
むしろ若返っている感があり、更に歳をとっても白髪は増えるけど肌はツヤツヤなままなのは、アップで歌うシーンも多いですし、ヒュージャックマンファンへのサービスなのではないかと思われます。
●やっぱりヘレナ・ボナム=カーター
テナルディエ夫人のスタイルを見れば、この手の役はもうヘレナ・ボナム=カーターがやるしかないでしょ!という存在。
テナルディエ夫人は嫌な奴ですが、ヘレナ・ボナム=カーターが演じると、そこに面白さが加わり、コミカルな演出になっています。
夫役のサシャ・バロン・コーエンはコメディ俳優で、ヘレナ・ボナム=カーターに負けてません!
●だから坊やなんだよ
お金持ちのボンボン(と言っても勘当されてる)、マリウス・ポンメルシーを演じるエディ・レッドメインは、実生活でもボンボン。
彼はウィリアム王子と同級生ということが話題になったことでわかるように、もともとどこか「いいところも坊ちゃん」という雰囲気があるので、この役はぴったり!
マリウスはもぉー!見てて、だからボンボンなのよーーーー!って思う行動がチラホラあり、ムキーッとなりますが、エディ・レッドメインのアンニュイな表情を見ると、もう仕方ないよね!と思わせる説得力があります。
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細かいところを言えば、映画を見たのみでマリウスの所属する秘密結社ABC(ア・ベ・セー)が何なのか、あとは七月革命、六月暴動を知らないと、後半は何が起きているのかイマイチわからないかと思います。
でも、映画を見てフランスの歴史に興味を持つかもしれませんし、難しいことは省いて、まずは一度見て欲しいと思います。