タイトルが「世界から猫が消えたなら
ないわー
世界から猫が消えるなんてないわー
そんな風に気になったので小説「世界から猫が消えたなら
秋元康、角田光代、小山薫堂、中谷美紀、大根仁etcz、、、絶賛の声が満載の帯。
そこへ「本屋大賞ノミネート！！」の文字がどどーん。
そんなに評判いいんですか。
世界から猫が消えたなら
2013年本屋大賞ノミネート作品 初の著作『世界から猫が消えたなら』は、初版8000部だった発行部数が発売5カ月で27万部にまで伸びた 川村元気30歳郵便配達員。余命あとわずか。
陽気な悪魔が僕の周りにあるものと引き換えに1日の命を与える。
僕と猫と陽気な悪魔の摩訶不思議な7日間がはじまった川村元気 1979年生
26歳で手がけた映画『電車男』が、興行収入37億円の大ヒット
映画『告白』『悪人』『東のエデン』『おおかみこどもの雨と雪』など、幅広いジャンルでヒット作を生み出してきた
2010年のアメリカ・ハリウッドレポーター誌が選ぶ「Next Generation Asia 」の一人にプロデューサーとして選ばれる
著者の川村元気
映画好きのようで本編にもいくつかの映画が出てきますが、キーワードにもなっている「リンクに表示されるテキスト
この映画は当時の人々に衝撃をもらたした映画です。
「死ぬ前にしたいことって何だ？」
誰もが映画を見ずとも考えさせられたのです。
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23歳という若さで、がんで余命2か月と宣告されたアン。彼女はやり残したことをノートに10コ、書き留める。オシャレのこと、ふたりの娘のこと、そして夫以外の男と付き合ってみること…。リストを作ったときから、アンの平凡だった人生がイキイキと動きだした。
本編に出てくる映画を見てると、より楽しめる作品だろうなと思います。読んだ後で見てみても面白いと思います。
読んでみると、読者を楽しませようという意気込みを感じる文章です。
そして退屈させまいと駆け足で物語が進んでいきます。
余分なところがすべてそぎ落とされていて、引っかかりが無いのでスルスルスルと読めてしまいました。
面白い。
面白いけど、シンプルすぎて感情移入する暇も無いほど、その概要が面白いです。
主人公の人となりを詳細に描いていたら、軸のブレた話になってたような気がしますから読みやすい内容になっていると思います。
えっ？と思う部分があっても、悪魔が出てきてる時点で細かいことはスルーして読むのが楽しめるコツだと思います。
これはファンタジーに入るのかな？
悪魔が出てくるんですが、嫌な感じはしません。
むしろ主人公に「気づき」を与えた点において、好感が持てます。
角田光代さんが「小説だが、これはむしろ哲学書なのではないかと思えてくる」と帯で言っていますが、読む人によってはハッとさせられることがあるかもしれません。
オイオイ泣きたい人には不向きな作品ですが、気分が沈みかけたところにツッコミが入るので、死ぬまでに何をするのか描いた作品に興味はあるけれど暗いのは嫌いと言う人におすすめです。
斬新な小説だと感じました。
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誰にも言えない秘密を抱えたハンナは、海の海に浮かぶ、時が止まったような場所で、もう一度「生きる」と決めた-愛と再生の物語
自国の内紛に巻き込まれた心の傷を隠し、絶望し生きるハンナ(サラ・ポーリー)。辛い記憶が溢れぬよう、誰とも口をきかず、仕事→食事→刺繍作業→睡眠と、規則化した毎日を繰り返していた。そんなハンナに、会社は休暇をとるよう言い渡す。戸惑いを隠せないハンナは、偶然急募していた看護士の仕事を引き受け、海上に浮かぶ油田発掘所にいくことに。
海の孤島と化した閉ざされた建物には火傷で重症を追ったジョセフ(ティム・ロビンス)のほか、それぞれに秘密を抱えた人たちがいた。ここでも、一人心閉ざすハンナだったが、陽気な料理人サイモンのつくる料理を口にし、美味しいと感じたときから、何かが変わり始める。ハンナに会話を投げかけ続けるジョセフ。彼の言葉と心に触れ、ハンナは自分の中で今まで封印していた気持ちが湧き上がってくるのを感じていく・・・
