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東京いつもの喫茶店、散歩の途中にホットケーキ・泉麻人


カウンターに座っている後ろ姿、タモリさん?

味のあるイラストはなかむらるみさんが描いたものです。

なかむらるみおじさん図鑑を出されてたりしておじさんを描くのが好きみたいです。

その本を知っていたので、あぁ!あの人か!とすぐにわかりました。

泉麻人さんはぶらぶら歩きをしながら喫茶店に行かれるのが好きなようで、食べ歩きのようにお店だけを紹介せずに、その店にこういう道順で行くのが好きだとか、その界隈にはナントカ神社があって、など本当にお店に行ってみたくなるような巧みな文章です。

喫茶店にはモーニングがあるところも多いので、東京観光の際に朝食に訪れるのも楽しそう。


東京いつもの喫茶店: 散歩の途中にホットケーキ
散歩の名手・泉麻人による喫茶店探訪エッセイ第2弾。地元民に愛され、おじさんもほっとくつろげる、東京、ときどき東京以外の喫茶店56軒。BGMなど喫茶店の風景をめぐるコラムも。

どれくらい行ってみたくなったかと言うと、グーグルマップに印をつけるくらい!

京都、名古屋の喫茶店も出てきますが、それはほんの数件で、その大半は東京、しかも浅草近辺だったりします。

土地勘のある人だったら、文章だけでどこのことを話しているのかおおよそ想像がつくと思うんですが、私にはわかりません。

ほとんどのお店は「食べログ」で紹介されてたので、その名物料理を見ることもできましたし、グーグルのストリートビューを使って店の外観も見ることができました。

うわ、実際に行って欲しい、と泉麻人さんは思うだろうけれど、そうは行かない場合にはこうやって楽しむ方法もあるんじゃないかなーと思います。


裏表紙のMENUっていうのがいいですね。

結構分厚くて、読みごたえがあります。

店主にインタビューをして、店の由来やオープンしたきっかけなど聞いているのも興味深いし、泉麻人さんが店のつくりが80年代に流行ったものなので、、、などと独自の考察も大変興味深く、面白かったー!

「お化け煙突」も出てきますよ。

後半のいくつかに喫茶店ネタに詰まった感があるのはご愛嬌。

今まで、泉麻人さんの本を読んだことはありませんでしたが俄然興味が沸いてきました。


おじさん追跡日記
おじさん図鑑』の著者が、今度は一緒に飲みに行ったり、仕事場を訪れたり、おじさんのもつ魅力により深く迫ります。

登場するのは個性派揃いの24人。元祖フリーターのおじさん、金魚すくいに熱を上げる寿司職人のおじさん、女装が趣味のおじさん、政治家のおじさん(アイドル好きで知られる自民党のあの人!)などなど、ひと癖もふた癖もある、それでいてどこか愛らしさも感じられるおじさんばかりです。

おじさん特有の言動やしぐさのおかしみにあふれ、ときにはためになる言葉も。おじさんの世界ってなんだか楽しげで、不思議で、奥が深い……。おじさん愛にあふれた絵と文が楽しいイラストエッセイです