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「あんたが運命を決めるのは9秒だ」庶民の味方が悪を叩く!映画『イコライザー THE FINAL』感想レビュー

 

映画『イコライザー THE FINAL』(2023年)を見ました。

元CIAトップエージェントのロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)が、悪を完全抹消する闇の仕事請負人(通称:イコライザー)として暗躍する姿を描いた『イコライザー』シリーズの3作目ですが、単品で見ても面白い内容です。

 

舞台はイタリア、シチリア島周辺です。

吹き替え版、ロバート・マッコール(大塚明夫

 

 

映画『イコライザー THE FINAL』感想レビュー

 

イケオジが孫と帰宅すると、部下が死んでいる。

、、、めちゃくちゃ殺されてる!

冒頭から、これ映画の最後のほうでは?という映像。

 

マッコールがイケオジに問う

「あんたが運命を決めるのは9秒だ」

かっこいいぃぃぃぃぃ

 

冒頭映像だけでも見て欲しい渋さ。

イケオジはワイナリーに身を潜める、マフィアのボスだったのです。

どうりで殺されてる部下の数が大量なわけです。

マフィアは残忍で、一般市民が理不尽な暴力に耐えて暮らしています。

 

シチリア島周辺が舞台がポイントです。

シチリア島はマフィア発祥の地で現在もコーサ・ノストラ、ンドランゲタ、カモッラ、サクラ・コローナ・ウニータがイタリア4大マフィアと呼ばれ恐れられています。

国家権力も及ばないとされている地域で、ニュースになればイタリア国民が関心を強く寄せると言います。

 

マッコールは油断からケガを負い、アルトモンテでカラビニエリ国家憲兵のジオ・ボヌッチ( エウジェニオ・マストランドレア)に発見され長年医者を務めてきたエンツォ・アリシオ(レモ・ジローネ)のもとへ連れて行かれます。

アメリカ人のマッコールは目立つ存在ですが、周辺住民から尊敬されているエンツォのもとで暮らしているため、住民からも優しく接してもらえます。(細かい事情も設定作りがちゃんとしてて随所で面白いんです)

それでうっかりマッコールは長居してしまったために、マフィアの悪を目撃してしまい、いつもの悪人成敗劇がはじまります!

 

冒頭、まあまあ長い尺、マッコール含めおじいちゃんか、いかつい男性しか出てこないのよ。

渋すぎる!

イコライザーシリーズはずっと渋い映画ですけど、改めて渋い。

 

あと、これはアニメ映画「AKIRA」のあそこの場面のオマージュでは?と感じましたが、もしそうだとすると、そのチョイスした場面も渋い!渋すぎる!好き!

 

 

映画撮影時、デンゼル・ワシントンは68歳。

さすがにイコライザー1・2のときのようなアクションは無いけれど、

足をケガした設定なので、それに合わせた自然なアクションだと思います。

面白かった!

これ、本当にファイナルなんだろうな!?

続編ができそうなくらい面白かったです。

 

助けてもらえず失望している人に

無償ボランティアでここまでしてくれる人いる!?

というくらいやってくれるのがマッコールのいいところです。

オレオレ詐欺ですとか、そうしたニュースばかりの世の中に、マッコールみたいなひとがいてくれたらなぁ、と感じる映画です。

 

先日、黒澤明監督「天国と地獄」(1963年)をスパイク・リー監督&デンゼル・ワシントン主演でリメイクすると発表がありました。

製靴会社の専務・権藤(三船敏郎)の息子と間違えられて、運転手の息子が誘拐されるサスペンスです。

まだまだデンゼル・ワシントンは活躍してくれそうです。