3月22日にのだめミュージカルが発表されました。
しかも、のだめ役は上野樹里。まんま!
連載開始20周年記念『のだめカンタービレ新装版』は表紙はすべて描き下ろし。
さらには、巻末におまけマンガも描き下ろされ、2021年から発売されています。
作者・二ノ宮智子によれば「時代に合わせた配慮に描き直されているコマもある」とのこと。
そして迎えた最終巻『のだめカンタービレ 新装版13巻』
新装版描き下ろし『結婚チャレンジ』収録を読みました。
新装版13巻は、
千秋が峰の企画したオペラで指揮をしたり、
パリのルー・マルレ・オーケストラが日本に上陸したり、
オーストリアのヴァステッチ音楽祭でシュトレーゼマンがオペラを振るので、千秋がマーメイドジュースを作りに行ったり、
Kiss9月号 本日発売🎹
— のだめカンタービレ【公式】 (@Nodame_Official) July 25, 2022
不朽の名作、新作読み切りで登場🎶
『#のだめカンタービレ その後 後編』が掲載🎼
忙しくてなかなか会えない千秋とのだめ💦
まさかの展開が…!?
さらに生気がないミルヒーが波乱を巻き起こす🌀!!
📍#のだめ新装版 は毎月刊行中🎹#二ノ宮知子 @nino0120444 pic.twitter.com/KfDM0tTYWm
どのエピソードも面白く、と同時に、
のだめと千秋の結婚の話が浮かんでは沈み、結婚がどうなるか!
気になる展開になっていました。
売れっ子ピアニストと指揮者のタイミングって難しいようでいて、本人達の気持ち次第のように感じました。
まぁ、マネージャー・エリーゼによる陰謀的過密スケジュールの影響もあるのでしょうけれど。
あるエピソードで千秋が弾丸指揮者ツアーって感じで移動します。
↓
東京
↓
パリ
↓
↓
パリ
↓
↓
イタリア
指揮者って体力もないとできないですね。
清良と峰、ターニャと黒木、その他のカップルの行末も描かれています。
なんて盛り沢山な13巻!
峰の企画したオペラのエピソードでは、才能があっても音楽で食べていけてない人がどうにかチャンスを掴もうとあがく内容でもあります。
誰かの目に留まるかわからないけど、とにかく舞台に立ち、舞台そのものを成功させる。
それでチャンスが広がることもあるんですね。
サラリーマンでも、その仕事ぶりを見てる人はどこかにいるわけで、
それが何に繋がるかはわからないけど、無駄なことはないように思いました。
現実にもそのようなエピソードがあって、
例えば、京セラの10代目社長・谷本秀夫氏の話。
50歳すぎてもずっと工場で働いていて、自分は工場で終える社会人生活だと思っていたそうです。
ところが社長に抜擢され10代目社長に就任しました。
カンブリア宮殿で社長に抜擢された理由について説明はありませんでしたが、29歳のとき30時間の工程を3時間に短縮させ黒字に転換させた実績があり、多分、その後もそうした実績があったと思われ、仕事っぷりが認められたのではないかと思いました。
さて、(Dolicissimo前編)でシュトレーゼマンが34年ぶりにオペラを振るわけですが、後にわかる理由が可愛い。
オペラ演目は『ばらの騎士』
貴族たちの恋愛模様が描かれるコメディ仕立てなオペラ。
Amazonのレビューでも人気の演目なのが伺えました。
全3幕、カットなしの演奏時間は約3時間20分、とても演奏困難なオペラ...
おじいちゃん指揮者が34年ぶりに振るようなオペラではなさそう(^^;;
なぜそんなオペラを選んだのか?
ぜひ漫画を読んで欲しいと思います。
新国立劇場オペラ『ばらの騎士』ダイジェスト映像がありました。
セットも豪華。
2023年8月には横浜で「のだめクラシックフェス」が開催されるなど、まだまだ影響力の大きな漫画です。
あとがきで作者・二ノ宮智子が「また描きたくなったら描くし」とあり、再びのだめの新作が読めることを楽しみにしています。