面白い漫画として番組「川島・山内のマンガ沼」でおすすめされていた『マイホームヒーロー』
番組の「このマンガがすごい!芸人楽屋編」で、『マイホームヒーロー』は読んでる芸人が多いと紹介されていました。
なんと今なら1巻~3巻までkindleで無料で読めます!
1巻の表紙を見て、映画『ショーシャンクの空に』を連想しました。
勝手に、作者は映画が好きなのかな?と思いました。
もし「ショーシャンクの空に」ならテーマがかぶってるのかなと勘ぐったり。
マイホームヒーローあらすじ
鳥栖哲雄(47歳)はミステリー小説が好きな、おもちゃメーカーに勤めるサラリーマン。
娘・零花(18歳)が2ケ月前にひとり暮らしをはじめたが、顔に殴られたあとを見つける。
哲雄は零花を守ろうとするが、とんでもない事態に陥っていく。
持ち前のミステリーの知識を活かして、難題に挑んでいく。
『マイホームヒーロー』はすでに15巻まででています。
このテーマで15巻も!?
話の展開が海外ドラマばりにすごいんです。
二転、三転して(えー!)ってなる。
天才だな!
どうして今まで話題になってなかったのか不思議なくらい。
絵も上手くて、表現も豊か。
ドキドキ、ハラハラしちゃう。
例えば哲雄が鍵穴を覗く場面が、なんてこと無い場面なのに、表現が映像的で本当にドキドキさせて、ちょっとした場面でもこんな感じで、盛り上がる場面はドラマチックですごいです。
妻・歌仙との夫婦愛もいいんですよ。
娘のためなら夫婦で協力しあって乗り越えていく。
法律的に許されることでは無いんですが、娘に危害が及ぶなら親ならそれくらいやっちゃうだろうなと思わせます。
海外ドラマ24を見てた人ならわかると思うんですが、あれくらい二転、三転して(えー!)ってなる面白さが『マイホームヒーロー』にはあります。
また、ミステリーでありながら、ミステリーを解く話ではないところが斬新。
トリックの説明など、荒木飛呂彦の『魔少年ビーティー』を彷彿とさせるものがありました。
遺体をどう処分するか。
そうしたテーマはミステリーにつきものです。
哲雄がミステリートリックを解説してくれますが、そこで思い出したのは『江東マンション神隠し殺人事件』(2008年)
遺体を細かくしてトイレに流すなどしたのですが、警察が下水管などを調べわずかに残った遺体肉片と被害者女性のDNAが一致し、逮捕につながりました。
時間が経過していたのでわずかな肉片を見つけるというのは至難の業だったと思います。
警察の方々の執念を感じる事件でした。
この事件が哲雄のミステリーの解説ベースにあるかわかりませんが、『マイホームヒーロー』を読んでミステリーも進化していて科学的だと感じました。
トリックなど難しい話は苦手なんですが、『マイホームヒーロー』はわかりやすくて読めます。
15巻まで大人買いしました。