【新発売】ソニー『 WH-1000XM4』ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット購入。新機能をわかりやすく説明。(感想レビュー その1)
9月4日に新発売した『ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセットWH-1000XM4』が届きました。
◆『 WH-1000XM4』詳細
『WH-1000XM4』に搭載されている「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」は『WH-1000XM3』に搭載されているものと同じものです。
今回「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」と高性能BluetoothオーディオSoC (System on Chip) が連携していて、音楽信号や騒音信号、さらにドライバーユニットと耳の間の音響特性を毎秒700回以上センシングさまざまな音響環境に対してリアルタイムにノイズキャンセリング処理を適応させることで、これまで以上に優れたノイズキャンセリング性能を実現しています。
『WH-1000XM4』は中高域の騒音に対してノイズキャンセリング性能が向上しています。
街中やカフェ、オフィスの中などで避けられない人の声や、自宅の生活音などがより軽減され、静寂を感じられるようになっています。
『WH-1000XM4』では、新たな音質向上機能として「DSEE Extreme」を搭載し、ハイレゾに近い音質を実現しています。
AI技術の最先端であるディープ・ニューラル・ネットワーク(DNN)技術を駆使して再生している音の解析を行い、ボーカルに対してはボーカル向けのアップスケーリングを、打楽器に対しては打楽器向けのアップスケーリングをリアルタイムに切り換えながら適用できるようにしています。
これにより、「DSEE Extreme」はかなり元の音質に近付いていると、音楽制作の最前線で活躍するマスタリングエンジニアの皆さんから評価を得ています。
◆ 『WH-1000XM4』新機能 その1
『WH-1000XM4』新機能である「スピーク・トゥ・チャット」
ユーザーが誰かに話しかけると、その声を検出して自動的に再生中の音楽を一時停止し、さらに相手の声をマイクで取り込んで聞き取りやすくします。
なお「スピーク・トゥ・チャット」機能そのものは右耳側のタッチパネル面を2本指で長押しタッチすることでオン・オフを切り換えることが可能です。
購入時点ではオフになっているので、使いたいときは耳側のタッチパネル面を2本指で長押しタッチするか、スマートフォンアプリ「Headphones Connect」から有効化します。
◆ 『WH-1000XM4』新機能 その2
『WH-1000XM4』では新たに近接センサーと加速度センサーを内蔵し、それによってヘッドホンが装着されているかいないかを検出できるようになりました。
音楽を再生している状態でヘッドホンを外すと自動的に一時停止となり、再び装着すると音楽再生が再開します。
外した状態が一定時間続くと自動的に電源がオフになるので、電源を切り忘れてバッテリーがなくなってしまったということもおこりません。
ヘッドホンを外した時は自動的に右ハウジングのタッチセンサーコントロールパネルも無効化されますので誤操作も防ぎます。
◆ 『WH-1000XM4』新機能 その3
「アダプティブサウンドコントロール」では、「行動」に加えて、GPS機能搭載スマートフォン経由で取得した「場所」の情報に応じた設定ができるようになっています。
「自宅」や「職場」などで使いたいノイズキャンセリング機能、外音取り込み機能、イコライザーの設定をあらかじめ登録しておくと、ユーザーがその場所に到着した時にAIがそれを検出し、自動的で設定を切り換えてくれるようになりました。
◆ 『WH-1000XM4』新機能 その4
『WH-1000XM4』では、マルチポイント接続がさらに進化し、2台のBluetooth機器を音楽用、通話用というかたちに分ける必要がなくなり、双方で音楽と通話ができるようになりました。
マルチポイント接続はスマートフォン以外の機器も接続できBluetooth対応ウォークマンとスマートフォンという組みあわせでも利用できます。
参考 WH-1000XM4 開発者インタビュー公開中・ソニー
どんなヘッドホンなのか、ソニー公式動画がわかりやすいです。
【ソニー公式動画】ヘッドホン:WH-1000XM4 業界最高クラスノイズキャンセリングヘッドホン:1000Xシリーズ
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前モデルWH-1000XM3よりもマットな質感で好みです。
左『 WH-1000XM4』、右『WH-1000XM3』と比較すると、
微妙な差なんですが伝わりますか?
イヤーパッドの形状も見直しており、耳に当たる面積を約10%増やすことで側頭部にかかる圧力を分散。
より柔らかな装着感を実現したことで長時間リスニングでも快適に使うことができます。
◆まとめ
『 WH-1000XM4』はAI技術のDNNを活用しているのが大きな特徴です。
今回『WH-1000XM4』に搭載されているDNNは、あらかじめソニー側で必要な学習を済ませているものになります。
機能が向上して処理にバッテリーを消耗しそうなところを、『WH-1000XM3』と同等のバッテリー駆動時間を実現しているのはさすが。
ノイズキャンセリング機能オン時で最長30時間、オフ時で最長38時間の音楽再生が可能です。
『WH-1000XM4』はクイック充電機能にも対応していて、バッテリーが空になってしまった状態から約10分の充電で最長5時間の音楽再生が可能です。
いちばん気になるのはノイズキャンセリング機能です。
人の声、生活音などの中高域の騒音に対してノイズキャンセリング性能が向上しているとのこと。
また『チーム一丸となってノイズキャンセリング性能の進化と高音質を追求してきた』ほどの自信作のようなので期待が高まります。
しかし、実際に使用しないとわかりません。
カツカツと響く靴音、チリンチリンと騒がしい鈴の音、電車内の会話など、通勤時に煩わしいと感じている音がどれだけ軽減されるのか。
『 WH-1000XM4』と『WH-1000XM3』と比較したいと思います。
ノイズキャンセリング機能の感想は実際に使用してから紹介したいと思います。
WH-1000XM4主な仕様
ヘッドホン部(その他)
電源 DC3.7V : 内蔵充電式リチウムイオン電池
充電時間 約3時間(フル充電) (1.5AのACアダプター使用時)
充電方法 USB充電
電池持続時間(連続音声再生時間) 最大30時間(NC ON時)、最大38時間(NC OFF時)
電池持続時間(連続通話時間) 最大24時間(NC ON時)、最大30時間(NC OFF時)
電池持続時間(待受時間) 最大30時間(NC ON時)、最大200時間(NC OFF時)
周波数特性 4Hz-40,000Hz
対応インピーダンス 40 Ω (有線接続、POWER ON時 1 kHzにて)、16Ω(有線接続、POWER OFF時 1 kHzにて)
音声入力端子 ステレオミニジャック
通信方式 Bluetooth標準規格 Ver.5.0
出力 Bluetooth標準規格 Power Class1
最大通信距離 見通し距離 約10m
使用周波数帯域 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz)
対応Bluetoothプロファイル A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)、 AVRCP(Audio Video Remote Control Profile)、 HFP(Hands-free Profile)、 HSP(Headset Profile)
対応コーデック SBC, AAC, LDAC対応コンテンツ保護 SCMS-T方式
伝送帯域(A2DP) 20Hz - 20,000Hz(44.1kHzサンプリング時) / 20Hz - 40,000Hz(LDAC 96kHzサンプリング、990kbps 時)