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株式会社家族 私も父さんに認められたい篇


金ピカな表紙が特徴的な「株式会社 家族 ~私も父さんに認めてもらいたい篇~」をパラッとめくってみれば、紙がわら半紙!?

これはもしかして、祖父江慎さんが装丁を担当されたのでは、、、?

と思ったら、祖父江慎さんだった。

このわら半紙、ってところがいい。

変色してしまったりはあるけれど、著者山田かおりさんの世界観にぐっと近づく気がする。

株式会社 家族 ~私も父さんに認めてもらいたい篇~
いつでも私の前には服の在庫だけが残り、妹の前には札束が積まれていた。孤高のファッションデザイナー、翔んでる家族と猫との日々を綴る。

山田かおり
1974年兵庫県尼崎市生まれ。
京都芸術短期大学(現・京都造形大学ファッション科)卒業。
卒業後、ファッションブランド「QFD」を立ち上げる。
CM、舞台、ファッション誌に衣装提供。

兵庫県尼崎市生まれ、と言えばダウンダウンが有名だけれど、山田かおりさんもその出身。

だからだろうか、お笑いのセンスが文章に散りばめられている。

そしてペットの話は、松本人志さんの愛犬ペロにも通じるところがあるように感じる。

やっぱり尼崎というのは独特なのだろう。

本当かどうかわからないエピソードもあるけれど、尼崎なら本当なのだろう。

P150の「ちょっと一周」はまさに尼崎。

気分を変えたいときに開いて、ワンエピソードを読む。

気分が変わらなくても、ま、いっか、と思える。


株式会社 家族
山田家四人と拾われた動物たちを乗せ、定員二人の小型トラックは今日も行く。尼崎出身のファッションデザイナー、アヴァンギャルドな家族の日々を綴る。