年頃の女性ならドキッとする「首のたるみが気になるの」という言葉。※首は年齢が出やすいと言われています。
そのエッセイを書いたのがユーガットメールなどニューヨークを舞台にした名映画を撮ったノーラエフロンです。
彼女は1941年に生まれ、ホワイトハウスでインターンをし、ニューヨークポストの記者などを経てシナリオライターになりました。
こう聞くとバリバリのキャリアウーマンを思い描くかもしれないけれど、ノーラエフロンは3度も結婚し(!!)二人の息子がいる、妻でありお母さんだったのです。
そんなノーラエフロンのエッセイを阿川佐和子さんが訳しています。
どうしてノーラエフロンが亡くなってから、このタイミング出版されたのかしら?という疑問は冒頭で阿川佐和子さんが説明しているので省略するとして、
阿川佐和子さんの巧みでユーモアにあふれた文章は高評価なのだけれど、ノーラエフロンらしい女性らしさが少し欠けているようにおもう、、、のはやっぱり阿川佐和子さんだからだろうか。
首のたるみが気になるの
アメリカの人気映画監督のつぶやく、女性としての悲喜こもごもを、"アガワ節"炸裂の名訳で。
身の回りの些細なことから、生き方そのものまで、笑いながらも深く胸に残るエッセイ
以前にユーガットメールについて書いたのだけれど、あれでニューヨークに興味を持ってしまったといっても過言ではありません。
ノーラエフロンはその舞台となったアッパーウエストサイドのブロードウェイと79丁目に建つ「アプソープアパートメント」に住んでいたのだそう。
(あのへんはくまなく観光したつもりだったのに!行って無い!悔しいのでGoogleMapで見ました)
どれだけ彼女がニューヨークを(悪い部分も含めて)愛してきたか、たっぷり詰まったエッセイでした。
そして、また映画を見たくなりました。特に「恋人たちの予感」をね。
心みだれて [DVD]
離婚経験のある男女がふとしたことで知り合い、結婚するが、夫の浮気によって夫婦が動揺する姿を描く。脚本はノーラ・エフロン