エッセイ本「文・堺雅人」を読んでみました。
この7月10日には文庫本(文・堺雅人)が出版されています。
そちらには新たに作家の宮尾登美子氏、長嶋有氏との対談、蔵出しインタビュー&写真も収録されているとのこと。ファンは購入することになりそうですね。
文・堺雅人 (文春文庫)
大きな話題を呼んだ演技派俳優の初エッセイ。
新たに作家の宮尾登美子氏、長嶋有氏との対談、蔵出しインタビュー&写真も収録。
私が堺雅人さんに興味を持ったのは南極料理人だったと思います。
おっかしくて、いい映画でした。
その堺雅人さんがエッセイを書かれるにあたり、やまと言葉はひらがなで書いている、とかなんとかどこかでおっしゃっていて、へー、文にこだわりのある人なんだなぁと思って読んでみることにしました。
帯には宮尾登美子氏も認めた筆力、とあります。
ページを開くと、スケルトンの原稿用紙があって、もう凝っている!
こういうのはkindleでは出せない味ですね。
よく見ると、この本の大きさも独特で、海外のペーパーブックくらいの大きさで、持ち運んで読むのに便利な仕様になっています。
「まえがきにかえて」では堺雅人さんが演劇をはじめたときのお話が読めるのだけど、ちょっとした小説ですよ、これは。ぐっと世界に引き込まれます。
本編の内容はドラマや舞台を通して感じたことなどが、過去の思い出とともに書かれていて、仕事に対する姿勢や、どんな幼少時代を送ってきたのかが伺えます。
最後のページにある秘話で担当編集者さんが「現在進行形の私生活を報告するブログ的なエッセーでは決してなかったですよね」と言っていて、本当に内容は、主に役について考えたことなどが中心。
だから、「へー」「ほうほう」と興味深く読めるのだなぁと思います。
あと役者さんというお仕事がどういうものなのか、なんとなーくわかった気がします。
画面には映らないけど、こういう作業をしたりするんだな、というところが面白いです。
役者を目指す人にも参考になるんじゃないかな。
文・堺雅人2 すこやかな日々も出ているのでそちらも読みたいなと思いました。
南極料理人 豪華版 【完全生産限定】 [Blu-ray]
堺雅人が南極で料理人に!
氷点下54℃、家族が待つ日本までの距離14,000km 究極の単身赴任!
特典DVDなどを封入。
文・堺雅人2 すこやかな日々
4年ぶり待望のエッセイ!『半沢直樹』『リーガル・ハイ』『鍵泥棒のメソッド』…
さまざまな役を演じる堺雅人のアタマのなか。「どうも俳優とは、おどろくほどボンヤリしていて、
ひたすら受身で、なんとも特徴のない職業のようである」(本文より)撮り下ろし写真&撮影現場でのオフショット100点以上も掲載!