『ジョン・ウィック』スタジオがおくる!
映画『SISU/シス 不死身の男』がAmazonPrimeVideo見放題 が3月1日から開始しました。
映画『SISU/シス 不死身の男』あらすじ
1944年 第二次世界大戦末期、ソ連に侵攻され、ナチス・ドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。
老兵アアタミ・コルピ(ヨルマ・トンミラ)は金塊を掘り当てる。
金塊を運ぶ途中でナチスの戦車隊に目をつけられバトルがはじまる!
映画『SISU/シス 不死身の男』(感想レビュー)
可愛い犬が出てきて、『ジョン・ウィック』スタジオっぽい!
まさか『ジョン・ウィック』のときのようにならないよね!?
ドキドキする。
可愛い犬の飼い主、アアタミ・コルピ。
フィンランドのだだっ広い荒野で、コルピはひとり金塊掘りをしている。
ゲームのムービーのような、現実味の無い風景。
音楽がホーミーっぽいのも荒野に合ってます。
CGキャラなのでは?と思うようなキャラ感がすごいコルピ。
コルピの手持ちはツルハシ1本。
追いかけてくる戦車隊。
どうやって退けるの!?
『ジョン・ウィック』が好きならおまえらこんなの好きだろう?と言わんばかりの演出がざっくざっく出てきて面白い。
『ジョン・ウィック』が好きなら、きっとこの映画も楽しめます。
しかも、かなり長い間セリフがない。
映像だけで見せてくる。
えー!こんなアクション映画があるんですか!?
ナチス・ドイツ軍戦車隊の隊長・ブルーノ中尉(アクセル・ヘニー)が、
ジェイソン・ステイサム っぽい。
うわー、これジェイソン・ステイサムだったら面白さ爆発じゃん!
でもジェイソン・ステイサムはこういう役は絶対にやらない。
だからこそブルーノ中尉(アクセル・ヘニー)の面白さが倍増する。
アイノ( ミモサ・ヴィッラモ)をはじめ 捕虜の女性が数名登場します。
彼女たちの活躍もかっこよく、フィンランド魂と呼ばれるSISU/シスを持ち合わせていることが伺えます。
SISU/シスは日本語で当てはまる言葉がないそうですが、本「フィンランドの幸せメソッド SISU(シス)」によれば、
SISU/シスとは厳しい状況で発揮されるしなやかな精神性、困難に立ち向かう勇敢さ、忍耐などを指す。
コルピについて多くは語られませんが、金塊掘りの前は、戦争で奥さんや家をなくし、鬼神のごとくロシア兵をめちゃくちゃにしたようです。
そして今度はナチスの戦車隊に窮地に立たされ、他人から人生をダメにされるような目にあえば、さすがのコルピも凹むというもの。
さあ、どうする!?
コルピはわりと短時間で気持ちを切り替えます。
これがSISU/シスなのか!?
メンタル強。
コルピは再び鬼神のごとくナチスに立ち向かいます。
フィンランド人ひとりひとりがコルピのようなSISU/シスを持ち合わせているとしたら、
フィンランド軍は敵にまわしたくないと感じる映画です。
主人公を演じたヨルマ・トンミラの息子・オンニ・トンミラも出演し、親子共演していました。
オンニ・トンミラはナチス・ドイツ軍、シュルツ(頭部にやけどの跡があり、ゴーグル付き帽子?ヘルメット?をかぶってる) を演じています。
以下、ネタバレ含む
ブルーノ中尉の最期は「博士の異常な愛情」の名場面をオマージュしていると思います。
あの場面、好きな人多いですよね。