防衛大学を卒業したばかりの幹部候補生・防人このえ (22歳)。
大津波の際、災害派遣の自衛隊員に救助されたことがきっかけで自衛隊に入隊。
そのため人命救助にひと一倍熱い思いがある。
しかし、まさか巨大生物と自衛隊が戦う時代がくるとは!
という漫画『怪獣自衛隊』を読みました。
おすすめした人から「電車の中で読んだらヤバイ!」号泣したそうです。
電車内で号泣ってヤバイ。
漫画『怪獣自衛隊』2巻無料
防人このえが表紙。腹が割れてる!さすが幹部候補生。
漫画『怪獣自衛隊』3巻無料
もうひとりの主人公・海上自衛隊の2等海佐の大和令和(やまとよしかず)
前髪が長いのは許されるのか!?
1992年にゲーム会社勤務後、2001年から漫画家になったという経歴で、
1971年生まれで、幼少期にウルトラマンやゴジラなど大きく影響を受けた世代でしょう。
漫画『怪獣自衛隊』は、怪獣の醸し出される雰囲気に「不気味」なものがあって、
ウルトラセブンのような高年齢層向けな作品に仕上がっていると思います。
ギャグ的な演出が見られますが連載を続けるための試行錯誤なのかな、いらないなぁ。
漫画『怪獣自衛隊』の4巻に登場する怪獣に、
怪獣系に詳しくない私でも演出に、うわー、懐かしい感じがする!と悶えました。
でも、ちゃんと現代風。
漫画『怪獣自衛隊』では、自衛隊だけでなく、豪華客船のクルーも責任感が強く客人の安全に努めようとしたり、警察官やアナウンサー、それぞれ正義感に溢れ、互いに協力し合ったり、各々が最善を尽くすさまが描かれています。
もちろんなかには、人命よりも体面を重んじる人も出てくるわけですが、それよりも、ひとりひとりがヒーローになる場面がクローズアップされてる。
いわゆる「名も無きヒーローたち」です。
応援したくなったり、協力する大切さをしみじみと感じることができる良い漫画だと思いました。
面白かったので最新刊の12巻まで購入しました。
絵柄についての感想
怪獣、いろんなおじさん達が登場して良い。
激シブおやじの、弘原海(わだつみ)海将補。
日本人じゃなくて外国人じゃん!?って感じはありますが、おじさん達は描きわけできてるのに、可愛い女の子とかイケメン男子を描くのは苦手っぽかったり、ちょっと体つきが変なところもあったり、いろいろ落差が激しくて粗が目立つのが残念。
主人公の大和令和や、おじさんたちに漫画『ブラックエンジェルズ』を思い出しました。
もしかして、平松伸二先生が好きなのだろうか。