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映画「チャーリーとチョコレート工場」の子役、フレディ・ハイモアが外科医師を目指す。医療ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』(感想レビュー)おすすめ海外ドラマ

 

誰かがあの子役はどうしてる?という記事をUPしていて、

映画「チャーリーとチョコレート工場」の子役、フレディ・ハイモアが成長し、

医療ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』の主人公を演じてると知りました。

あの子役は良かったなぁ、ということで見ることに。

 

 

グッド・ドクター 名医の条件 あらすじ

聖ボナベントゥラ病院の院長・アーロン・グラスマンは、自閉症と天才的記憶力を持つサヴァン症候群を持ち合わせる青年・ショーン(フレディ・ハイモア)を採用し、医師として活躍するチャンスを与えようとする。

しかし、ショーンの採用に反対する者がいた。

何か問題が起きればグラスマンは院長を辞職、ショーンは解雇を条件に、ショーンは病院で働きだす。

ショーンは他人が思いつかないような独創的な発想で患者を救う。

段々と周囲の反応が変わっていく。

 

吹き替え版で見ているのですが、主人公の声優は岡本信彦

自閉症特有の話し方でありながら、感じが良くて、知的さも感じられすごくうまい。

岡本信彦氏は3月のライオン・二海堂晴信、ハイキュー!!・西谷夕、ホリミヤ・仙石翔の声優もされています。

 

ショーンの同僚・クレア・ブラウンの声優、白石涼子

思いやりがあり努力家で、次第に積極性を身につけていく表現力が素晴らしい。

白石涼子さんは鬼滅の刃・蜘蛛の鬼〈姉〉、 不滅のあなたへ・グーグーの声優もされています。

 

 

医療ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』感想レビュー

 

フレディ・ハイモアは、本当に自閉症なのでは?

演技に見えない。

レオナルドディカプリオの『ギルバート・グレイプ』くらい衝撃を受けました。

 

そしてもうひとつ衝撃だったのが、

病院会長に『ベストキッド2』でクミコを演じてたタムリン・トミタ!

ここでお目にかかれるとは。

女優という知名度を活かして、アメリカ・リトル東京にコロナ禍で貢献されてるようです。

関連記事 女優タムリン・トミタさん:コロナ禍での貢献で表彰 - Rafu Shimpo

 

もともと医療系のドラマは好きで、海外ドラマ『ER救急医療室』はシリーズを全部制覇してます。

『グッド・ドクター 名医の条件』は外科医を目指す研修医の話ですが、ときどきERも登場してうれしくなります。

外科が中心なので手術の内容もERより複雑で、でも、こういう手術があるのかと思ったり、患者の苦悩を知ったり、外科医師の仕事の流れなどが掴め、とても勉強になりました。

 

シーズン1は、ショーンが外科研修医としてやっていけるのか注視されています。

「優秀な人材はたくさんいて、いくら優秀でもわざわざ自閉症の研修医を育てる必要があるのか?」

そんな意見が出てきます。

ショーンは誰も思いつかないような意見で人の命を救い、人を救いたいという、強い情熱が同僚や周囲の心を動かしていきます。

気がつけばショーンもまたみんなにさまざまな影響を与えていて、かけがえのない存在になっていく姿が素晴らしいと思いました。

 

何でも先陣を切る人は苦しい思いをします。

例えば、将棋の羽生善治氏。

羽生善治氏について「将棋の旧世代を一掃した」象徴と評しているnoteがありました。

関連リンク 

将棋ファンがなぜ藤井聡太にこれほど熱狂するのか、将棋ファン自身がわかりやすく解説してみた|ながいふうか|note

 

今では当たり前になっていることも、昔はそうではなかったことがよくわかるnoteです。

ショーンが挑戦していることって、こういうレベルのことじゃないかなと思うのです。

 

ショーンが「もし、自閉症の同僚がいたらと思う?」と聞かれる場面があります。

他にも自閉症の医師がいれば、もっとショーンは働きやすいのではないか。

自閉症に限らず、世の中には大卒と高卒で出世がわけられたり、大昔は女性が存在しない職場は当たり前にあったし、そこで女性が働いていたとしても秘書かお茶くみ程度の仕事しかさせてもらえなかったり、昔から続きすぎて「当たり前」になっていて、そうしたさまざまな気づきにくい差別が現代も続いています。

 

シーズン2は周囲から信頼を得たショーンが、外部から雇われた人材によって翻弄されていきます。

それをショーンがどう乗り越えていくのか目が離せない展開で興味深かったです。

ショーンに向いている仕事があるのですが、ショーンは外科医として活躍することを夢見ています。

周囲にはショーンを慰めようと、

「小さい頃からの夢を叶えられない人は大勢いる」

と現実を受け入れるように促す人が出てきます。

それも最もな意見だし、一般論だと思う。

けれどもそれじゃ何も変えられない、ことをこのドラマは描いています。

ショーンの天才的な能力のおかげで助かった命があるからこそ、考えさせられる場面です。

外科部長から院長に昇進したニール・メレンデスからも似たようなことを言われてしまいます。

そこで、ショーンが言い放つセリフにハッとさせられるものがありました。

 

シーズン2はショーンが女性と交際に発展できるかも見ていてハラハラします。

医師としてだけでなく人の成長も感じられるドラマです。