ハン・ソロの若い頃を描いた『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』を見ました。
単作でも楽しめますが、スターウォーズを知っている人の見どころとしては、
・相棒チューバッカとの初めての出会い
・愛機ミレニアム・ファルコンとの出会い
・ランド・カルリジアンとの出会い
といったところでしょうか。
若い頃のハン・ソロ を オールデン・エアエンライクが演じています。
ハン・ソロの若い頃なので、ハリソン・フォード演じるハン・ソロのような魅力はまだまだ出てませんが、かなり雰囲気を出してて頑張ってると思いました。
しかし、ハリソン・フォードはどこか愛嬌があって可愛らしいところが女性の母性本能をくすぐるわけで、オールデン・エアエンライクにはその辺の魅力に欠けていると思いました。
カメラもアップにするような場面でも引いていて、監督のロン・ハワードはどうしてもっとオールデン・エアエンライクを魅力的に見せようとしないのか不思議に思ったのですが、もしかすると本人の演技の問題だったのかも。
ハン・ソロの興行収入が振るわなかったひとつの要因ではなかったかと思います。
周囲のキャラクターのほうが活躍しててかっこよく見えました。
ネタバレに触れますが、
例えば恋人のキーラと共に、脱出を試みる冒頭シーン。
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出入国管理をしているオフィサー・シャレストに賄賂を渡して通してもらおうとします。
この場面で、何かしらハン・ソロがオフィサー・シャレストに気に入られた感があると、もっと面白い場面になったと思うし、意味も深くなったと思います。
ハン・ソロの魅力が未熟ながらに何かしらある片鱗が描ききれてないと感じがあって、(なんだか運のいい奴だなぁ)と見えるのが、ハン・ソロらしからぬ感じがします。
恋人のキーラは『ゲームオブスローンズ』のデナーリス役のエミリア・クラーク。
キーラが最強すぎてすごいんですけど!
ハン・ソロの師匠的存在のベケットを演じたのはウディ・ハレルソン。
雰囲気があってかっこいい!
キーラとハン・ソロがいちゃつきだすとフラッと邪魔しに来るさりげなさも最高。
かつて、ブラット・ピットとロバート・レッドフォードが共演した『スパイ・ゲーム』のような師匠と弟子のどちらも魅力的な関係だと良かったんですが、オールデン・エアエンライクはウッディ・ハレルソンに完敗。
ちなみにウッディ・ハレルソンの父親は、マフィアの雇われ殺し屋。
雰囲気があるのもわかる気がします。。。
若い頃のランド・カルリジアンを俳優でコメディアンでラッパーの ドナルド・グローヴァーが演じています。
どうりでテンポが良い演技でかっこいいです。
2017年にはタイム誌で世界で最も影響力のある100人に選出されています。
チューバッカと言えば、ピーター・メイヒューでしたが、『最後のジェダイ』以降は、 フィンランド人のバスケットボール選手兼俳優のヨーナス・スオタモが中に入ってます。
チューバッカが弾帯をする場面もあり、 チューバッカ好きにはうれしい活躍シーンが盛りだくさんでした。
個人的に好きだったQuay Tolsiteのデザイン。
あっちこっちへ移動するので、そのあたりがやや忙しいですが、たくさん戦いシーンがありますし、いつもの宇宙の酒場も登場し、スターウォーズらしい世界観が満載で、全体的には面白い映画だったと思います。