アニメ『お兄ちゃんはおしまい!』を見ました。
タイトルの印象で「お兄ちゃんが引きこもりニートで終わってて妹がイケてて兄をくさす話」かと思ったら、「お兄ちゃんをおしまい」にする話でした。
アニメ『お兄ちゃんはおしまい!』あらすじ
引きこもりニートの青年・緒山真尋。
ある日、目覚めると美少女になっていた。
天才科学者の妹・みはりに薬を盛られたことが判明するが、薬の効力が切れるまで、女の子の生活がはじまる。
・2023年冬アニメ
・制作会社 スタジオバインド
・監督 藤井慎吾
アニメ『お兄ちゃんはおしまい!』感想レビュー
引きこもりニートの青年が美少女に生まれ変わり、女の子な日常が描かれます。
主人公に女友達ができたり、中学校に通い出したり、大きな事件が起きるわけではないけれど、ほのぼのして、エッチなギャグが効いたり、ついつい見れてしまう。
オープニングでは「トムとジェリーの最初のオープニングでライオンが出てくるアレ」をモチーフにしていると思われたり、本編でもクラシック系の音の使い方がトムとジェリーを彷彿とさせるコミカルさがあり、第3話のかえでのドアの指の演出はわかる人にはわかるネタで、なつかし面白演出がちょいちょい入ってて凝ってます。
制作はスタジオバインド。
会社設立理由は『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』のアニメ化です。
『お兄ちゃんはおしまい!』は無職転生の第1期と第2期の間に作る1クールものの企画として制作されたんですが、クオリティがめちゃくちゃすごい。
主人公がルーデウスみたいな笑い方する場面があって、スタジオバインドだなーって思いました。
冒頭から、主人公の部屋の小物の細かさよ。
第3話、かえでが卵をかき混ぜる動きとか、いちいちすごくいい。(ちょうど他のアニメで卵のかき混ぜシーンで動きがおかしかったのを見た直後だった)
妙にリアルな絵がときどき挿入されるのですが、第4話でスーパーのお買い物、メモのしわしわな感じとか、ビニールに入ったじゃがいもがすごいクオリティでした。
物語について、
体が女の子になると、気持ちも女の子になるらしく、
可愛いワンピースを着て気分があがったり。
アニメ「異世界美少女受肉おじさんと」にも少し通じるものがあるなー、と。
実際、女子化するアプリで自身を美少女に加工したおじさんが、画面内で美少女になってみると「盛れる」楽しさがわかった!と話していて、可愛くなることに夢中になっていました。
可愛くなるって心にすごく変化が起きるのだと思います。
主人公に女友達ができ、性格が明るくなっていく様子は見てて微笑ましいです。
でも、、、このまま美少女でいるほうが幸せではないか?
そう思えて、ちょっと複雑な気持ちになりましたが、そりゃ美少女になれたらそうか!主人公が楽しそうならいっか!
無職転生が好きな人は『お兄ちゃんはおしまい!』も楽しめそう。
おすすめのアニメです。
アニメ『お兄ちゃんはおしまい!』
オープニングテーマ「アイデン貞貞メルトダウン」/えなこ feat. P丸様。