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織田信長、15歳から48歳まで演じた木村拓哉、映画『レジェンドオブバタフライ』(感想レビュー)

 

キムタク信長見たさに46万人が集まった「ぎふ信長まつり」

あれは映画レジェンドオブバタフライのプロモーションの一環でした。

その映画『レジェンドオブバタフライ』がAmazon PrimeVideo見放題で5月12日よりはじまっています。

 ・Amazon PrimeVideoレジェンドオブバタフライ

 

 

映画『レジェンドオブバタフライ』(あらすじ)

織田信長は、斎藤道三の娘・濃姫と政略結婚する。  

 

出演 

木村拓哉綾瀬はるか宮沢氷魚伊藤英明

斎藤工、浜田学、音尾琢真中谷美紀

見上愛、池田純矢和田正人市川染五郎

 

 

映画『レジェンドオブバタフライ』(感想レビュー)

 

織田信長濃姫と結婚したのは15歳頃。

15歳といえば中学3年生。

それを49歳の木村拓哉が演じる斬新さに驚く。

いいの、いいの、これでいいのよ!

 

映画『レジェンドオブバタフライ』は、濃姫綾瀬はるか)との結婚にはじまり、結婚の観点から織田信長が描かれていました。

政略結婚だったけれどラブラブ。

濃姫は姫様らしからぬ勇ましさ。

キジを弓で射ることができるほど武芸が達者。

信長をあっと言わせます。

 

信長は奇天烈な行動が多く、周囲から「大うつけ」と呼ばれたといいますが、サルバドール・ダリという画家もまた奇天烈な行動で知られ、奥さんのガラによって輝いた男性でした。

周囲から理解されにくい性格の男性は、奥さんの存在が支えになるのかもしれないですね。

織田信長にとって濃姫は「その存在こそが生きる糧」のように描かれていたと思います。

斎藤道三が亡くなると人質である結婚の意味も無くなりましたが、そのまま婚姻を継続します。

 

さて、

「ぎふ信長まつり」でもうひとり目立っていたのが俳優・伊藤英明

伊藤英明が演じたのは福富平太郎貞家(ふくずみへいたろうさだいえ) 

誰やねん。

信長の妻・濃姫に仕える侍従です。

岐阜新聞鈴木隆宏(すずき・たかひろ)氏が、実在の人物なのか徹底的に調べている記事がありました。すごい。

 

思った以上に調査は難航した。戦国時代に詳しい岐阜市文化財保護課主幹の内堀信雄さんから織田信長の家臣を網羅した辞典「織田信長家臣人名辞典」を教えてもらい、調べてみるもこの人物の名前は見当たらない。福富の名字を持つ人物は、福富秀勝(ふくずみひでかつ)ただ一人だった。この人物は一貫して信長の護衛や伝令、決戦兵力の役を担う馬廻として仕え、本能寺の変の際に二条御所で討ち死にしている。 

 

参照記事 福富平太郎貞家って何者?架空の人物? 映画「レジェンド&バタフライ」で伊藤英明さん熱演 記者が調査 | 岐阜新聞Web

 

濃姫の侍従なので、木村拓哉伊藤英明が、ぬぉー!!!!!

っと力を合わせて戦うことはなく。

みんな、ふたりのかっこいい合戦の数々が見られるんじゃないかと期待したよね!?

肩を並べてお馬さんに乗る場面も無いんだぜ。

 

斎藤道三の援軍に向かう信長。

木村拓哉の鎧姿かっこいい。

おぉー!いよいよ戦シーンか!

 

と思ったら「長良川の戦い」(注)はそれで終わる。

続く「稲生の戦い」は凱旋シーン。 

そして時が飛んで1570年「金ヶ崎の戦い」は撤退シーン。

 

、、、肩透かしだったのは私だけじゃないはず。

(注・各戦いは劇中で紹介されていないので推測)

原っぱの合戦のひとつくらい見たいじゃない。

いちばんの見どころは、木村拓哉綾瀬はるかの初夜の乱闘です。

 

1570年、濃姫は35歳くらいでしょうか、子を流してしまいます。

織田信長濃姫、ふたりの間に子供はできませんでした。

当時の事情を考えれば濃姫の苦悩が伺えますが、濃姫について文献にほとんど記載が無いそうで、映画の夫婦関係は創作のようです。

(子供ができなかったことは文献にあるそう)

 

前半はコメディタッチでテンポも良く面白かったです。

15歳から48歳までの信長を演じる木村拓哉をご覧あれ。

ヘアスタイルやファッションが変わり、キムタク信長コスプレが拝めます。

 

PrimeVideo 映画レジェンドオブバタフライ