ベネディクト・カンバーバッチがゴッホを演じてるなら、見てみよう!と思い、
BBC『ゴッホ 真実の手紙』(2010)をAmazonPrimeVideoで見ました。
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホが遺した多くの手紙をもとに、オランダでの若き日々からフランスで命を絶つまでの彼の人生を追っていくドキュメンタリーです。
精神を病んだ人物としても知られるゴッホですが、
ベネディクト・カンバーバッチが演じると知的な変わり者という感じで、
そう『SHERLOCK/シャーロック』が好きな人なら、ゴッホなカンバーバッチも楽しめるかもしれないです。
21世紀のシャーロック・ホームズ(カンバーバッチ主演)が現代の事件に挑むミステリードラマ
BBC『ゴッホ 真実の手紙』は再現ドラマな内容で、映画やドラマと比較すると、カンバーバッチのひとり芝居なところはあります。
最近、ゴッホの「ひまわり」を調べたんですね。
ひまわりは何枚か描かれていて、アルルでの生活・制作の拠点であった「黄色い家」の部屋を飾るためであったとする説があると知りました。
さて、なぜ飾ろうかと考えたかというと、ゴーギャンと共同生活する予定になったからだそうです。
ウキウキした気分で描いたのかな。
日本で馴染み深い「ひまわり」と言えば、SOMPO美術館 (東京)のひまわりです。
1987年3月に安田火災海上(現損害保険ジャパン)が、ロンドンのクリスティーズで2250万ポンド(当時の為替レートで約53億円)で落札しました。(最終的な購入金額は手数料込みで約58億円)
リンク フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》 | コレクション| SOMPO美術館
世界的に有名なゴッホですが、どうして日本人にゴッホが好きな人が多いのかな?
と思ったんですが、ゴッホは日本の絵に影響を受けてるんですよね。
1887年の「タンギー爺さん」の肖像画の背景の壁にいくつかの浮世絵を描き込んでいるほどです。
ゴッホは日本の絵を模写し、それら日本テイストを油絵に取り入れてて、
つまり、1887年以降あたりの油絵は日本人好みな絵に仕上がってるとも言えると思います。
日本人がゴッホが好きになるのも頷けます。
1888年「アルルの寝室」が好きな人も多いですが、あれは浮世絵の描き方を真似していると聞いたことがあります。
言われてみれば、そうかもしれない。
そして「耳切り事件」など、ゴッホの人生そのものに惹かれる人も多いですね。
耳を切っちゃった自画像を描いちゃう。
今だったらインスタで写真をアップする感覚でしょうか。
BBC『ゴッホ 真実の手紙』は、ゴッホの人生を、まあまあサラリと紹介しているので見やすかったです。
ゴッホがどんな人生だったか、ざっくり知りたい人におすすめ。
享年37。
意外と若い。
自殺とされていることが多いですが、事故という説もあります。
ゴッホは手紙で明るみにされていることがある反面、不明なことも多く、そんなミステリーなところもまた、人々が惹かれる理由かも知れません。
ゴッホの生い立ちを知って、もともとグレーゾーンな発達障害のある人物だったのではと思いました。
どれも長続きしてないし、ちょっと空気が読めてない感があります。