映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』をAmazonPrimeVideo見放題で見ました。
映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』あらすじ
リムジンの送迎運転手として働くギョーム。
交通違反で解雇寸前、離婚協議中でいろいろ人生の崖っぷち。
ある日、ヴァルベルグという女性客を担当する。
1日付き添ったギョームはヴァルベルグの態度に腹を立て、客の彼女に対して暴言を吐いてしまう。
ところが後日、ヴァルベルグはギョームを指名してきた。
その理由は、、、
映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』感想レビュー
思いがけないことが起きると、ちょっと興奮する。
クボタの芝刈り機が出てきた。
フランス人が「クボタ」と赤い機械に言ったのだ。
ちょっと調べて見たらクボタのホームページに、
2023年2月「フランスの農作業機器メーカーをグループ会社化」、
2022年には「イタリアの芝刈機メーカーをグループ会社化」とあった。
・クボタグループの欧州における芝刈機事業は、プロ向け及び、一般向け最上位機種の芝刈り機市場において、耐久性や操作性が評価され順調に事業を拡大させてきました。
・近年の欧州の芝刈機市場では特に、プロ向け最上位機種にあたる中・大型の「センター集草式フロントモア」と呼ばれる芝刈機の需要が拡大しています。
えー、知らなかった。
ホンダやトヨタのようにヨーロッパで「クボタ」って声がけされるかもしれないってこと?
映画に出てきた芝刈り機は古いけど動くという話で、日本製品が優れていることが伝わってうれしくなった。
映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』は、
フランスの映画らしく離婚協議から場面がはじまる。
娘(10歳)の共同親権のためにギョームは失業するわけにはいかない。
ヴァルベルグは調香師。
調香師というと、香水の調合を思い浮かべるが、
ヴァルベルグの調香師としての仕事はちょっと違う。
新発売のバッグのニオイを嗅いで、この革の不愉快なニオイをどうにかしたい、という依頼にアドバイスをしたり、なかなか興味深い。
そして職業病な日常生活も興味深い。
ニオイをかいで、すぐに分析できる。
調香師としては素晴らしい才能。
だけど、いちいち分析を聞かされる、面倒な人っぽい。
そんな感じに描写されていて、ヴァルベルグの内気な性格と、その華やかなキャリアとのアンバランスさに、人にはそれぞれいろいろあるのだと感じる。
ヴァルベルグとギョームの出会いは素晴らしいと思う。
ま、ギョームは渋々ヴァルベルグの仕事をしたわけだけど、人生に無駄はないと思わせてくれる。
人が出会い、互いが影響し合う姿がよかった。
人間関係に疲れたり、失望しているときにおすすめの映画。