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Netflix「BASTARD!! ー暗黒の破壊神ー」約30年ぶりに驚き!(感想レビュー)

 

NetflixBASTARD!! ー暗黒の破壊神ー」が6月30日からはじまりました。

BASTARD!! ー暗黒の破壊神ー」とは、1988年、週刊少年ジャンプ連載のダークファンタジー漫画。

2020年9月時点で累計発行部数 3000万部突破の人気漫画です。 

 

NetflixBASTARD!! ー暗黒の破壊神ー」を見て、まず、

 爆炎の魔術師「ダーク・シュナイダー」が密かに転生の秘術を用い赤子の身の内に転生している「転生モノ」と知り、えー!そうだっけ!?

1988年にすでに「転生モノ」漫画で人気を博していたことに驚き。

34年も前ですよ。

神話のイメージが強すぎて、転生モノって意識が無かったです。

 

科学文明が崩壊した後の世界が描かれ、当時は「北斗の拳」しかり文明が一旦滅びている、という設定が多かったように思います。

1999年に世界が滅亡すると言われた『ノストラダムスの大予言』の影響かな。

 

BASTARD!! ー暗黒の破壊神ー」の世界観は中世ヨーロッパ並の文化水準になっていて、これまた転生モノでありがちな中世ヨーロッパ的な世界が舞台になっていることにも驚き。

転生モノの最先端じゃん。

 

ダーク・シュナイダーは、ルーシェという少年の内に封印されていましたが、封印を解かれることで体を共有することになります。

そうそう、封印だから「転生モノ」って意識が薄かったんだ。

どうやって封印を解くんだっけ。

34年前の記憶がぼんやり、、、そうだ、キスだ!

 

封印の解除には呪文と処女のキスが必要なのです。

この辺の設定はマリア信仰に代表される信仰からきているのでしょう。

神官の娘・ティア・ノート・ヨーコは父親から純潔を守れ、と言われて育ったのでした。

それにもかかわらず、封印の解除にいちいち過剰に反応する。

ヨーコは国の歴史も知らず、ダーク・シュナイダーの過去に関わることをなぜ勉強してないのか。

 

80~90年代のコミカルなノリにちょっとついていけない部分はありますね。

先日、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』を見たんですが、この作品も同時期にあたる1989年~1992年にジャンプ連載で、その時代特有と感じるノリがありました。

ジャンプでそういうのが流行ったのか、編集部の意向だったのか。

往年のファンには忠実に描いていることが重要かもしれませんが、見ていてこちらが恥ずかしくなってしまう。

ただ、敵役のオズボーンがよく表現されていて、動きが良すぎて笑える。

尾崎隆晴監督の思い入れが強いのか、担当者がよっぽどオズボーンを好きなのか、と感じるほどに出来が素晴らしい。

声優・大畑伸太郎氏もぴったり。 

 

現在、第1話〜第13話が全世界好評配信中、

後半第14〜24話は2022年内配信開始です。

 

関連して、萩原先生の原画展(入場料 無料)がスタートしています。

タワーレコード渋谷 2022/7/1~7/18

あべのHoop店 2022/8/26~9/11 

 

Netflixでは最近『スプリガン』も配信がはじまっています。

少年サンデー連載ですが1989年 ~ 1996年と時代的には同世代。

 

1話より2話が面白くておすすめ。