2005年に発売された「adidas_1(アディダス・ワン)」価格3万4965円
記事にしてなかったのでメモとして残します。
自動で最適なクッション性能を提供する、17年前のハイテクスニーカー。
映画『バックトゥザフューチャー』20周年で、劇中に登場するようなハイテクスニーカーを現実にするのが流行った時期でもあります。
adidas_1は磁気検知センサー、マイクロプロセッサー、超小型モーターを搭載。
個々のアスリートが持つ体重・スピード・環境にシューズのほうが対応するスニーカーで『インテリジェント・シューズ』と呼ばれました。
当時、シューズに超小型モーターを搭載するって(すげー!)の域だったと思います。
現在はこうしたハイテクスニーカーはアディダス公式サイトに見当たらないですね。
今は山本耀司氏とコラボしたY-3(ワイスリー)が話題です。
QuickStartのイラストのように、アディダス・ワンに丸電池をセッティングします。
シューズが接地するごとに、センサーがミッドソールの上下の可動範囲を測定し(1秒間に約1000のデータを読み取る)、ソールの圧縮度の情報をマイクロプロセッサーに送る。
マイクロプロセッサーは、ミッドソールの圧縮度の情報と、事前に設定された圧縮度の範囲を比較し、クッションの最適なレベルを算出(毎秒500万回の計算が可能という)。
マイクロプロセッサーの指示は中足部に内蔵されたモーターに伝えられ、ケーブルの長さを調節する歯車を回転させる。
ケーブルは衝撃吸収ユニットの側面に付けられており、短く巻き取られると衝撃吸収ユニットが締めつけられ固めのセッティングとなり、長くなるとクッション性が大きくなるという。
参照記事 ASCII.jp:アディダス ジャパン、プロセッサーを搭載したインテリジェントシューズ『adidas_1』の国内販売を開始
アスリートのための「オンリーワン型インテリジェント・シューズ」 として開発されたんですが、よくよく考えればアディダス・ワンでマラソン大会に出場しても失格になりそう。
大会の規約に疎いのでわからないんですが、モーターがついてるのはヤバい気がする。
インテリジェント・シューズがこの後作られてない理由はそこかな?
東京2020オリンピック・パラリンピック、陸上種目では、 シューズの厚底について、
・ソールの厚さは40mm以下。反発力を生み出すプレートは1枚まで。
・大会4ヵ月前までに一般に市販されているもの。
モーターはアウトですよね。。。
現在、アディダスの『ADIZERO ADIOS PRO 2』がマラソンやハーフマラソンで記録を追い求めるランナーのための、高反発推進テクノロジー搭載モデルです。(SUB2.5・SUB3ランナー向け)
そのほか、SUB6~SUB2.5まで対応のベストマルチバランスランニングシューズ『ADIZERO JAPAN』など、さまざまなランナーに対応したシューズが販売されています。
スニーカーの底もサイバーなデザイン。
立派な箱に入ってました。
スニーカーっていうか、スパイ映画やコナン君の秘密兵器みたいな雰囲気です。