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腰抜けオヤジと思っていた父親が、最強だった。おすすめ映画『Mr.ノーバディ』(感想レビュー)

 

腰抜けオヤジと思っていた父親が、実は強かった!

そんな映画『Mr.ノーバディ』を見ました。

 

 

ジョンウィックや、ランボー要素のある映画だと思ったら、

脚本が『ジョン・ウィック』シリーズを手掛けたデレク・コルスタッド でした。

アクションの泥臭くささが『Mr.ノーバディ』でも炸裂です。

 

監督はロシアのミュージシャン兼映画製作者イリヤ・ナイシュラーとあって、

『Mr.ノーバディ』(2021年公開)にロシアン・マフィアが登場します。

ロシアン・マフィアのボス・ユリアン(アレクセイ・セレブリャコフ)に迫力があって、だけどどこかコミカルでよかった!

13歳から演技をしている、ロシアでは有名な俳優さんだそう。

ロシアの政治に反発しカナダで暮らされていたようですが、2021年にロシアに移住したようです。。。

 

主人公・ハッチを演じるのは ボブ・オデンカーク

海外ドラマ『ブレイキング・バッド』から人気が出て、脇役にもかかわらず、スピンオフ作品『ベター・コール・ソウル』で主演を演じるまでになった人気俳優です。

 

『Mr.ノーバディ』のボブ・オデンカークもよかったんですが、それ以上にアレクセイ・セレブリャコフの演技が良くて。

それに、ハッチの父親・デイビッドがクリストファー・ロイド

クリストファー・ロイドと言えば『バックトゥザフューチャー』のドクですよ。

 

めちゃくちゃカッコいいおじいちゃん役で活躍します。

そんなふたりに、ボブ・オデンカークが霞んで見えたのでした。

 

息子が父親を腰抜けオヤジと思っていたんですが、実は強いことがわかっていく展開は爽快です。

しかし、息子が父親を見直す演出がハッキリしないため、ちょっと不完全燃焼。

家族を守るためであっても、暴力で相手を血祭りにしている父親を尊敬する息子という図は時代にマッチしてないと思い省いたのでしょうか。

 

40~60代向けの映画のようで、懐かしい音楽が流れます。

 パット・ベネター(Pat Benatar)の『 Heartbreaker 』(1979年)

Greatest Hits

Greatest Hits

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ルーサー・アリスン(Luther Allison) 『Life Is A Bitch  』(1989年)

 などなど。

ハッチがあえて古いスポーツカーを選んで乗り込むあたり、スポーツカーに憧れを抱いた男子の共感度はグイグイ高まるはず。

物語にやや強引さが見られましたが、そこは映画ですからね。

面白いアクション映画でおすすめです。