アニメ『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』を見てます。
TVアニメ第2クール、2021年10月3日(日)より放送開始しています。
原作はラノベ。
2021年11月時点でシリーズ累計発行部数は960万部を突破しているベストセラー。
コミック化されています。
アニメ『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』は物語、演出など面白いと思って見てたんですが、先日、オタキングこと岡田斗司夫氏がハマりすぎて、
「内容のわりに評価されてないのでは?これは布教せねば!」
とYoutube動画で熱く語っていて、やっぱり面白いんだと再認識。
岡田氏曰く、タイトルの『無職転生』で触手が伸びずアニメを見るに至っていなかったそうで、
タイトルが良くない!
本編にマッチしてない!
けれど無職転生は歴史に残ってもおかしくないアニメ
だと話しています。
ハマりっぷりが伝わってきました。
無職転生はニートの記憶そのままに、魔力素質のある赤子に生まれ変わる物語です。
オタクだった主人公(34歳)が転生し赤子として生まれる。
ルーデウス・グレイラットと名付けられ、ゲームのレベルアップの経験を活かして、魔法を覚え、家族を大事にし、懸命に生きて、前世のトラウマを乗り越えどんどん成長していく。
ルーデウスが10歳を迎えたとき、町で思いがけないことが起きる。
無職転生のタイトルを見て、現世でどうにもならなかったやつが異世界で活躍するのか?そんなの都合の良くない?と勘違いして、見る前に手が伸びない人もいるのかも。
ルーデウスは魔法の本で勉強をはじめ、コツコツと努力を重ねていくので、ご心配なく。
そして注目すべきは父・パウロ。
幸せな家族にパウロの女性問題が持ち上がります。
剣が強くてイケメンのパウロはモテるわけで自然な展開なわけですが、一気に家族が冷え込みます。
無職転生の面白いところは物語が急変していくところです。
表現に女性に不快なところもあると声を聞きますが、中身は34歳とは言えニートの童貞で、精神年齢はもっと幼いでしょうし、ルーデウスは子供ですし、思春期の男子がエロに興味津々なのは仕方ないかなぁとも思います。
あと主人公が男子の場合、エロが行動の源になっていると素直に納得しやすいです。
エヴァンゲリオンのシンジ君もあれほど「乗りたくない!」と言うのに、綾波が出てきた途端「乗ります!」って、わかりやすい。
あれ、同性の男子だったらビビッて、ますます「乗りたくない」って言ったんじゃないかしらって思うわけですよ。
話が逸れましたが、
ルーデウスの土魔法で作った魔術の師匠・ロキシーのフィギアについてザノバ王子が語る巻ではオタク炸裂ながらも美術作品の評価のようで愛が感じられます。
はじめはロキシーのフィギアはエロい気持ちで作ったのですが、フィギア作りが段々と別の意味を成していきます。
まるで「女性にモテたいからバンドを始めた」男子が、バンドをやるうちに音楽にのめりこんでメジャーデビューした、みたいな感じ。
ルーデウスを通して、心が幼かった34歳のニートが大人に成長していくところが良いアニメだと思いますし、不貞腐れした時期を経験した人の心にズバッと刺さると思います。
冒頭でご紹介した、岡田斗司夫氏の動画・ 2期も楽しみ『無職転生』に感心した異世界モノなのに“無い"ところを改めて言語化してみた
興味があればどうぞ
オタクもここまで極めるとすごいです。
岡田斗司夫氏の動画は、昔の教育テレビ的な雰囲気がありながら話している内容が内容でなんだか笑ってしまう。
急によくわからない人から、知らないアニメをすすめられてもわからないと思うので、『【ラピュタ】この身体…わずか15歳で…衝撃すぎる『おかみさん』の過去【岡田斗司夫切り抜き】』
この映像に興味を持った人は、上の解説をおもしろいと思えるかも。