シャーリーズセロン主演
映画『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』を見ました。
予告を見ていたときから楽しみにしていた映画!
ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋 あらすじ
メディア王のパーカー・ウェンブリーに企業が買収され、ジャーナリストのフレッド・フラスキー(セスローゲン)は憤慨のあまり失業してしまう。
友人に連れて行かれたパーティーで、かつての隣人でフレッドの子守をしていた・シャーロット・フィールド(シャーリーズセロン)と再会。
シャーロットは国務長官として活躍する才色兼備な女性に成長し、大統領選挙に出馬しようとしていた。
シャーロットは若き日の自分をよく知るフレッドに、大統領選挙のスピーチ原稿作りを任せようとスカウトする。
原題の「Long Shot」には「勝つ見込みの低い候補者」や「大穴」などの意味がある。
政治の世界をブラックコメディで描いているが、ラブコメ要素もあり楽しめる映画。
ボーイズⅡメンも出演してて懐かしい。
"End of the Road"は1992年、アメリカ国内にとどまらず世界各国のチャートで1位を記録し、ビルボードヒットチャート13週連続1位となった。
映画『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』感想レビュー
名前が覚えやすかった。
ライス国務長官は、アフリカ系アメリカ人女性としては初のアメリカ合衆国国務長官とあってかなり注目され、ニュースもガンガン流れていた。
その後、2009年にヒラリー・クリントンが国務長官になり、以降は男性が続いている。
シャーロットの国務長官という設定が、いかに優秀な女性であるかを示していると思う。
大統領選に出馬という流れから、モデルはヒラリー・クリントンなのかもしれない。
ジャーナリストのフレッドは仕事ができる。
ユーモア溢れるスピーチも書ける。
フレッドのモデルは、オバマ大統領のスピーチライターの一人に選ばれたデビッド・リットに違いない。
フレッドは優秀でいい人なんだけれど性格が災いして、物事がうまくいかなくなるタイプ。
シャーロットが目指した環境策に、次々に妥協しなくてはならないことが起き、フレッドは政策がひとつでも欠けることが許せなくて癇癪を起す。
そうなのよ。
フレッドの気持ちはよくわかる。
フレッドみたいに、自分の信条を曲げられない人は多いと思う。
フレッドの良さはその純粋さだし、シャーロットがフレッドに惹かれるのもその純粋さ。
けれども環境策をまとめるためには妥協しなくてはならず、その先を目指していくなら前に進むしかない。
シャーロットは大統領になる夢がある。
そして大統領になればもっと大きな裁量権を手に入れられる。
シャーロットと働くうちに、このままではダメなんだと気づきはじめるフレッド。
親友の言葉で、ついにハッとする。
この親友がとてもいい人で、持つべきものは良き友って感じ!
映画で好きな場面は、シャーロットが
「フォーマルな服は、ないの?」と聞いたフレッドの答え。
「ジッパーを上げれば平気だろ。少しは上品に見える」
と答える。
超ウケる。
フレッドの言い方も、周囲の反応も、何もかもが笑える。
見かねたシャーロットの秘書・マギーが「フレッドの礼装を用意する」と申し出るのだけどマギーはフレッドを快く思っていなくて、、、。
シャーリーズセロンの上品なスタイルがとても美しい。
その美貌ゆえ、テレビのコメンテーターは
「ホットでエロい」
セクハラなコメントしかしない。
辛辣に社会風刺をしている映画であり、ただのラブコメ映画ではないところもこの映画のポイントだと思います。
ちょっとジョークがきつい部分もあるけど、それは目を瞑っています。