話題のヤマシタトモコ『違国日記』がkindleでセールだったので、大人買いしたんですけど、よかった。おすすめの漫画。
セールは6日の本日迄(のはず)
特典にネームが掲載されていて「これがああなるのか」と興味深かった。
建国日記 あらすじ
朝(15歳)は交通事故で両親を無くし、叔母さんにあたる槙生(35歳)に引き取られる。
小説家の槙生は、人が普通にできることができず、おまけに人見知り。
誰かと暮らすのには不向きな性格だが、ふたりの手探りな日々が描かれる。
建国日記 感想レビュー
槙生のすすめで朝が日記を書こうとしていたときに、槙生が言った言葉。
日記は今書きたいことを書けばいい。
書きたくないことは書かなくていい。
ほんとうのことを書く必要も無い。
夏休みの宿題の日記が嫌いだった。
私にも槙生のように、こういうことを教えてくれる大人が身近にいたらよかったと思う。
漫画『少女鮫』で、女は子を腹に育みながら親になっていくが、男はいつ親になるのか、という描写があった。
男は子を抱いて父性が溢れて親になる、そんなことだったと思う。
槙生は朝の育ての親になるつもりはなく、彼女が成人するまでのサポートといった立場で居るつもりだけど、朝の前ではしっかりした大人でなければという態度の槙生のソレは母性なのではないかと思った。
槙生は人が普通にできることができず、おまけに人見知り。
言葉で語るのが難しいことが描写されている。
朝が「どうして掃除ができないの?」と聞けば、槙生は過剰にその言葉に反応し、朝はぽかんとする。
『違国日記』とても映像的で、ドラマを見ているような気持ちになる。
また漫画が原作のドラマができちゃうなー。
いや『違国日記』は映画向きかもしれない
そう言えば、同じく子供を引き取る漫画『海街diary』・作者 吉田秋生は、実写映画化されていた。
歳の離れた腹違いの妹・すずを三姉妹が引き取る物語。
見ようと思っていたのに忘れてた。
大吉(30歳)が祖父の隠し子・りんちゃん(6歳)を引き取る漫画『うさぎドロップ』もアニメ化だけでなく実写映画化されていた。
『新装版うさぎドロップ』もkindle半額セール中。新装版は描きおろし付き。
芦田愛菜が幼い~。
子育て物語は、子供が成長していく過程で、大人も子から学ぶことがあって、良い話が多いように思う。