すごい太っ腹!
凄腕の暗殺者が組織のボスに「1年誰も殺さずに暮らせ」と言われ、大阪で暮らしはじめるお話。
ところどころにお笑いが散りばめてあって面白かったです。
1~3巻だけでも無料なので読んでみて欲しい。。。
1~3巻まで無料なのは、 映画『ザ・ファブル・2』の来年2月 公開キャンペーンだと思います。
3巻を読んだ後、続きが読みたくて購入しました。
漫画が面白かったので、映画『ザ・ファブル』を見ました。
主人公ファブルを岡田准一さんが演じます。
岡田准一さんは大阪出身で、関西弁も流暢でアクションもできて、漫画の主人公よりもイケメンなことを除けばぴったり。
映画 『ザ・ファブル』(感想レビュー)
映画はエンターテイメント性を高めて華やかなエピソードに盛られているほか、お色気・下ネタは大幅に削除され老若男女問わず見られる映画になっていました。
全体的に原作よりもそれぞれのキャラがイケメンになってます。
ヤクザの若頭、海老原が安田顕さんで、漫画よりもインテリ風に。
砂川の兄キに至っては、おっさんヤクザ→向井理が演じるイケメンヤクザになっていて、漫画と比較したらのけぞるくらい違います。
これはこれで面白すぎる。
良い意味で見応えのある俳優さんが揃えられて、ジャッカル富岡が宮川大輔さんなのも、なるほどなぁ!という配役でした。
面白かったけれど、漫画と比べると『お笑い』に物足りなさがあります。
些細な演出があってこそ面白い部分がすべて削られている。
監督は江口カン氏で、福岡出身の方、
脚本は渡辺雄介氏で、千葉出身の方、
だから、大阪のお笑いの空気が足りないのは仕方ないのかもしれないけれど、南勝久氏のギャグセンスが損なわれているのは残念。
漫画の著者・南勝久氏は岸和田出身のバリバリの関西人です。
南勝久氏は中学校を卒業後、配管工や木工所勤務など多くの職を経て、1999年、『ナニワトモアレ』で第41回ちばてつや賞準大賞を受賞し漫画家にデビューしています。
小さなデザイン事務所・社長の自転車が通称・ポルシェのツッコミがなく、通常40分かかるところをファブルは20分で帰って来たことも削除されていました。
このエピソードは、面白さもありながらファブルが一般人として高い能力を発揮しつつ溶け込んでいけることを示す大事な部分だと思っていて、そうした社会へ馴染む空気感が削除されていたのは残念でした。
いちばん悲しかったのが、舎弟の高橋。
美味しい役どころのはずなのに出てない。
ベロベロに酔うあの名場面が再現されてなかったのには泣きました。
そこで明らかになる洋子の一面も興味深かったのに。
佐藤洋子役の木村文乃さんは漫画から抜け出てきたようなそのままのイメージのキャラで驚いてしまいました。
佐藤洋子の魅力は、ぜひ漫画を読んで知って欲しい。
元グラビアアイドルの岬を演じたのはファッションモデルの山本美月さん。
スタイルが良いけれど、胸が大きな岬のキャラのイメージとは違います。
でも、すぐに泣くところや、変顔シーンの再現率が高くて、山本美月さん頑張ってるなぁという感じ。
アクションはスピード感と迫力があってよかったです。
特殊部隊での訓練を受けたフランス人アクション振付師のアラン・フィグラルツをファイトコレオグラファーとして起用しているだけあります。
アランは、映画『ボーンアイデンティティ』
映画『96時間/リベンジ』および『96時間/レクイエム 』
『トランスポーター イグニション』を担当しています。
ちょっとすごい人じゃない。
壁をよじ登るアクションは息を飲む凄さだし、漫画のファブルらしいアクションが表現されていてよかったです。
映画『ザ・ファブル』おすすめです。