フランス暮らし16年目のパリパリ伝説。
4年ぶりの最新刊『パリパリ伝説10巻』です。
パリパリ伝説10巻が5月に発売してたのに気がついてなかった~( ;∀;)
半年も知らなかったなんてショック!!
捨てる神あれば拾う神あり 。
kindleのセールがいつまでかわかりません。
祥伝社コミック&BL クーポン40%OFF(11/27金迄)
かわかみじゅんこさんの漫画『中学聖日記』は有村架純さんでドラマ化され話題になりました。
◆パリパリ伝説10巻感想
4年前のエピソードからはじまるので、最新刊にもかかわらず、どこか懐かしい気もしてきます。
フランスでセーヌ川洪水のニュース。
あった、あった、そんなことが。
村人が
「うち空いてる寝室があるから避難の人がいたら泊められるわよ。役場に聞いてみようかしら」
という場面は、なるほどゲストルームの文化があるから、他人もサクッと泊められるのかなと思いました。
日本でも親切な人はいるし、お客さん用のお布団を常備している家庭もあるけれど、広さに余裕の家じゃないと難しいですね。
夫のフィリップさんの前妻の子供・エリーズさんが、3年間の専門学校を終え、保育士として働きだしたものの「やっぱり私が本当にやりたいのは歌」と言い出しているエピソード。
つい最近、作家・辻仁成氏の息子さんが、弁護士を目指して法律の学校へ通っているのだけど「ぼくが本当にやりたいのは音楽みたいだ!」と、方向転換をはかろうとしているブログを読みました。
これには辻仁成氏も「ちょっと待て!」と慌てたようですが、フランスでは若者がしばしば夢を180度変えることはよくあることなのかな。
日本だと「どうして辞めたの?」「根気がない」など、責められる場面が多いように思いますが、フランスではキャリアの再スタートは「本当にやりたいことを見つけたんだね」という感じに、前向きに捉えられるような気がします。
随分前に読んだ本『パリで飯を食う。』で、いいなーと思った記憶。
そう言えば、Netflixのドキュメンタリーでアメリカのスターウォーズのおもちゃ会社の話を見たんですが、インタビューで答えている男性が、エンジニアから顧問弁護士に変わったんです、とか言っていて、はっ?となりました。
お騒がせセレブのキム・カーダシアンも弁護士になるために勉強しているんですが、2018年の夏からサンフランシスコの法律事務所で4年間のインターンシップを始めており、2022年の司法試験にパスして弁護士資格を取得する計画です。
猛勉強は必要なものの、日本より試験を受けやすいみたいで。
そうした仕組みの違いが、海外と日本の違いを生んでいるのかも。
エリーズさんの新しい彼氏・ジムくんはユダヤ人家系だそうで、かわかみさんが
「マイムマイムっていう踊り知ってる?」
そんな質問が出るかわかみさんが素敵!
ジムさんは「幼稚園で毎朝踊ってた」と、マイムマイムをきっかけに仲良くなったのでした。
マイムマイムは、開拓地で水を掘り当てて人々が喜ぶさまを歌ったイスラエルの楽曲なのだそう。
知らなかったー( ゚Д゚)
「マイムマイムマイムマイム、マイムベッサンソン」は、
「水、水、水、水、水が出てきたぞ!」 という歌詞。
もうちょっと詳しく言えば、歌詞は、旧約聖書の一書で、三大預言書の一つイザヤ書第12章第3節の 「あなたがたは喜びをもって、救いの井戸から水をくむ」をそのまま歌詞として用い、曲全体がこのフレーズ(あるいはその一部)のリフレインからなっているのだそうです。
マイムマイムは大きい輪になるほど、真ん中に急いで駆けていくので面白いんですよね。
クリスマスに再びジムさんに会い、マイムマイムを一緒に踊ったそうで、会話ができなくても、マイムマイムが踊れればいいんじゃないの!?
ウィキによれば、台湾でも同様にマイムマイムが踊られて「水舞」と呼ばれているそうですから、台湾人ともマイムマイムでコミュニケーションがとれそうです。
でも、すっかりマイムマイムをどうやって踊っていたか忘れてます。
あんなに好きだったのに。
映画『帝一の國』でマイム事変が起きて、菅田将暉さんのマイムマイムが見れます。
なんだその話は(笑)
『パリパリ伝説10巻』も妙にツボで、Googleで調べたくなることがたくさん出てきました。
フィリップさんのクレープ専用のフライパンも気になりました。
調べたら普通に売ってて、クレープが上手く焼けるとのこと。まじか。
「クレープ以外に使わないでくれる?」とフィリップさん。
そんなに大事なフライパン!?
『パリパリ伝説10巻』面白いのでおすすめです。
かわかみじゅんこさんですが、今年の6月からTwitterをはじめられてました!
アナンケ(犬)もアップされたりして楽しい。