図書館でふと、みなさんが何かをしてらっしゃるのが目に留まり。
本を電子レンジみたいな機械に入れてらっしゃる。
(60秒で本が殺菌できます)
書籍消毒機が導入されている!
順番を待って本を消毒しました。
デンネツの書籍消毒機COCOCHI(ここち)かな?
COCOCHIは、本の外装からページ間に至るまで、食べかす等のゴミや大腸菌、黄色ブドウ球菌、クロコウジカビ等の目に見えない雑菌を風の力と紫外線で除去・除菌。
さらにタバコ臭等嫌なニオイも森林浴をイメージした香りで消臭します。
まだコロナの中、本を借りるのはどうかなと思っていたのですが、書籍消毒機があって安心しました。
コロナ以前から書籍消毒機を導入している図書館は、高価なので賛否両論はあったようです。
しかし、アレルギー持ちの方も安心して本を借りられるようになったという例があり、なるほどそういう効果もあるのかと知りました。
以前に、絵本『わたしのとくべつな場所』を読んだことがあります。
主人公はパトリシアという黒人の女の子。
とくべつな場所を目指して出かけるのですが、バスに乗れば「黒人指定席」にしか座れません。
公園のベンチは「白人専用」、レストランは「白人のお客さま以外お断り」。
え?まじで?
信じられませんが、1950年代は本当にこんな感じ。
著者・パトリシア·マキサックさんが子供の頃(1950年代)に経験した人種差別が描かれています。
そしてネタバレになりますが、
彼女のとくべつな場所には「公共図書館・だれでも自由にお入りください」と書いてあります。
書籍消毒機は高価ですが、誰でも自由に利用しやすい環境になるなら、導入する価値はあるのではないでしょうか。