話題になっていたのは知っていたんですが、絵を見て怖いやつ?と勘違いしてて。
エリートサラリーマンが異世界で幼女に転生しその才能を発揮する、いわゆる転生ものだと知り、なんだ面白そうじゃん!というわけで見ました。
Netflixに劇場版『幼女戦記』が5月からUPされていました。
AmazonではdアニメストアforPrimeVideoです。
あらすじ
エリートサラリーマンは前世の記憶を維持したまま少女・ターニャ・デグレチャフとして別世界に転生する。
「第一次世界大戦」と「第二次世界大戦」が混ざったような状況のヨーロッパ(欧州)に似た、初めて世界大戦を経験する異世界で、孤児院での貧しい暮らしから抜け出すために幼くして士官学校へ進み、わずか9歳で将校となる。
原作はライトノベル。 発行部数は400万部を突破。
漫画にもなっています。
『幼女戦記』感想レビュー
幼女戦記は実際の戦史が元ネタとなっています。
私はまったく詳しくないので、知識と照らし合わせてニヤニヤして見るわけにはいかなかったんですが、戦術の元ネタが気になって「第一次世界大戦」と「第二次世界大戦」に興味は沸きました。
ネットで検索すれば、実際の戦史と幼女戦記を照会してまとめてあるサイトがあり、世の中には物知りが沢山いるんだなぁと感心します。
勉強した後で、再び幼女戦記を見ればもっと理解が深まりそう。
幼女戦記はそんな探求心を煽られるアニメでした。
もしも私が学生だったら、こうやって世界史が好きになっていったかもしれない。
登場する兵器にもこだわりが見られ、ターニャが率いる部隊が搭乗するロケットは巡航ミサイルの祖「V1ロケット」にデザインが類似しています。
幼女戦記は物語を楽しむこともできますが、そういうちょっとマニアックな情報も面白いと感じます。
とは言え、あくまで異次元。
ターニャは魔術を行使できる魔導師となり、空を飛んで攻撃をするのですが、何かで見たような、、、あ!ハウルの動く城のハウルだ。
キャラクターの描き方も面白くって、ターニャはいかにもアニメキャラなんですが、おじさんキャラは妙にリアルに描かれていて。
予告動画を見て頂ければ、何が言いたいのかわかって頂けるかと。
劇場版『幼女戦記』予告
もしかしてゴルバチョフ!?みたいなキャラクターも出てきますし、そういう発見もまた楽しいです。
エリートサラリーマンが転生した理由は、存在X(神のような存在)に「信仰心がない」とされ、苦境に置けば信仰心が芽生えるであろう、と判断されたためです。
宗教色は濃くはないものの、合理主義を貫くターニャにどんな変化が生じるのか、最終的にどうなるのか気になるポイントです。
ターニャの部下が、民間人が巻き添えになることに葛藤している中、ターニャは淡々と任務を遂行していきます。
現実の仕事でも、こういう場面ってあるんじゃないでしょうか。
例えばコロナ騒動で、売り場が閉鎖されているので、お宅の商品の仕入れをキャンセルします、と淡々と仕事をこなせる人と、売り場は閉鎖しましたが一緒に販路を探しましょう、と協力する人と。
その差って、ひょっとして信仰心と関係あるの?
ターニャを見て考えさせられました。