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ハリウッドで最も大赤字を出した映画らしいけど、面白かった!映画『キング・アーサー』(感想レビュー)

映画『キング・アーサー』(感想レビュー)

 

映画『キング・アーサー』を見ました。

キング・アーサー(字幕版)

キング・アーサー(字幕版)

  • 発売日: 2017/09/20
  • メディア: Prime Video
 

あのサッカーの元選手・デヴィッド・ベッカムが本作で俳優デビューしてます。

ベッカムが好きならぜひ『キング・アーサー』を見て欲しい。

 

キング・アーサー予告

 

 

キング・アーサーあらすじ

アーサー王伝説をモチーフとしたアクション映画。 

両親を殺され、スラムの売春宿でひとり貧しく生き抜いてきた青年アーサー。

彼はまだ、自分の偉大なる宿命に気づいていない。

アーサーの正体は、かつてのイングランド王の一人息子。

暴君ヴォーティガン(ジュード・ロウ)は兄であるユーサー王(エリック・バナ)に謀反を起こし、殺害。ユーサー王は絶命する寸前、まだ幼かったアーサーを船で逃がしたのだった。

過酷な環境で鍛えられながら成長し、優しくタフな男として仲間の信頼を集めていたアーサー。

やがて聖剣エクスカリバーを手にした彼は、自らの過去、そして亡き父に代わり王の座を奪還するという運命を知ることになる――。  

 


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 映画『キング・アーサー』(感想レビュー)

  

アーサー王って、岩から剣を抜くやつ、そんなことしか知らないです。

原作は複雑で難解な話だとは噂に聞いています。

映画『キング・アーサー』の物語は明快で、現代アレンジされているので理解しやすいです。

スラム街で育ったアーサーは人情派で、チャラい性質を持ち合わせる主人公で、娯楽として楽しめる内容でした。

映像は美しく、神話のような雰囲気を映像化することに成功していると思います。

 

ただ残念なことに、古典を愛する人々には不評だった模様。

批評家の見解の要約は、

キング・アーサー』は昔の伝承に大量の現代的アクションを盛り込んだ。その結果、アーサー王伝説を古典たらしめていたもののほとんどが排除されるに至った。

ということで、批評家支持率は31% 。 

キング・アーサー』はハリウッドで最も大赤字を出した映画とされ、本作は全6部作となるシリーズの第1作目として製作されたものですが、続編が撮影されることは無いでしょう ( ;∀;)

 

映画『シャーロック・ホームズ』 (2009年)が大成功だっただけに、ガイ・リッチー監督もびっくりな結果だったと思います。 

キング・アーサー』は、古典でありながら、スピード感溢れる現代的でモダンなかっこいい映像になっています。

どんどん早送りでアーサーが成長していく場面はTikTokのよう。 

音楽もノリがいいです。

キング・アーサー』が成功しなかったのは、主人公の俳優の器量の差かも。

 『シャーロック・ホームズ』を演じたのは探偵シャーロック・ホームズロバート・ダウニー・Jr、相棒で同居人のジョン・ワトスン博士にジュード・ロウでしたから。

シャーロック・ホームズ (字幕版)

シャーロック・ホームズ (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 『キング・アーサー』には化け物や魔女が登場するのですが、これがよくできてて世界観に惚れました。

弟ヴォーティガンは、イカ人間にそそのかされて心が悪に染まっていくのですが、 イカ人間がリアル。

ささやき声で話す感じもすごく良かったです。

アーサー王に刀を届ける沼の精、魔女、どのキャラも素敵でした。

魔女にはエリザベス・オルセンが予定されていましたが、最終的にアストリッド・ベルジュ=フリスベが起用されています。

確かに雰囲気が似てますね。

 

イカ人間にそそのかされた弟ヴォーティガンを演じたのは、ジュード・ロウ。 

最近、めっきり悪役が板についています。

中世の鎧がすごく似合う。

楔の被り物があんなに似合うなんて。

イカ人間が「相変わらずハンサムな王様」って言うんですが、わかる!

アーサー王の世界観に貢献していると思います。

  

 アーサーは魔女や精霊から、王様になる運命を受け入れるように促されるんですが、本人にやる気が無いのでいい迷惑というお話。

やる気が無い人に限って『運命』を背負わされるんですよね。

ガンダムアムロ・レイエヴァンゲリオンのシンジしかり。

運命とは、人間の意志にかかわらず、身にめぐって来る吉凶禍福のこと。

カリスマ起業家・松下幸之助氏が運命について語っていたので紹介します。

 

 日本人として生まれたのも、この時代に生まれたのも、わしの意志ではない。

たまたま、偶然に生まれてきた。

生まれた家も、環境も、いわば運命や。

わしが決めたものではないわな。

 と松下幸之助氏はしたうえで、

人間は、ほとんどが運命やと、つくづく感じるな。

と言っています。

そして運命とは、

わしは運命が100%とは言っておらん。90%やと。

実は、残りの10%が人間にとっては大切だということや。

いわば、自分に与えられた人生を、自分なりに完成させるか、させないかという、大事な10%なんだということ。

ほとんどは運命によって定められているけれど、肝心なところは、ひょっとしたら、人間に任せられているのではないか。

 

 鷹がスズメになろうとしても、スズメが鷹になろうとしても、それは運命であって、変えることはできんな。

けど、鷹は鷹なりに、スズメはスズメなりに一生懸命生きる努力はせんといかん。

そこに、それぞれが成功する道も開けてくるんやな。

運命を成功させるには、自分の置かれた環境でがんばっていくしかない、ってところでしょうか。

 

抜粋元:松下幸之助は「人間90%は運命」と考えていた | 松下幸之助の珠玉の言葉 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準