漫画・酒と恋には酔って然るべき 4巻(感想レビュー)
3月16日に発売した『酒と恋には酔って然るべき 4巻』
今泉君が「静岡ってお茶のイメージでしたけど、お酒も有名なんですね」
私も今泉君と同じ感想を持った4巻でした。
静岡の他に、埼玉・川越のお酒が紹介されます。
今巻も期待どうりワンカップも出てきますし、たくさんお酒が紹介されていて、
磯自慢 本醸造や、
喜久酔 純米吟醸 松下米50
明治15年創業の酒造さんです。
「もっと知りたい!お酒の話」の補足もついているので、漫画を読みながらお酒について詳しくなれます。
さて、三十代の藤井さんは結婚がしたい。
素敵な彼氏・伊達さんができてお付き合いも順調。
けれども、やっぱり今泉君に振り回されてしまう。
お互いの距離が縮まっているのか、いないのか。
けれども藤井さんがいちばん幸せそうな顔をしているのは、ひとりでお酒を飲んでいるときなのでは、、、?
藤井さんって、いちばん知りたいことが聞けない場面が多いです。
それでモヤモヤしてしまう。
なんでもズバッと聞けば良いものではないけれど、結局は自分の気持ちが定まっていないことにも原因があるように思います。
伊達さんは結婚相手に申し分ない相手だけど、気持ちは今泉君にある。
だけど今泉君は、結婚願望が無い。
藤井さんは気持ちの浮き沈みも激しい。
相手も藤井さんの気持ちが読めなくて探るようなことをしてしまう悪循環。
ハッキリ確信が無いと言えない男性は多い。
大人になればなるほど空気を読むのが巧みになるし。
男性を天秤にかけていては、なかなか結婚できないよなぁと思います。
※追記
4巻が気になるところで終わっていて、5巻を読まずにはいられない!
5巻で藤井さんも自分のズルさに気がついたみたい。
だけど、反省してるわけではない感じ。
目先のニンジンが欲しくて、その先を考えてないところがあり、せっかくの関係もそれでは上手くいかないよねぇと納得できます。
稚野鳥子の漫画『クローバー』の主人公・沙耶も後に藤井さんと同じような状況になりますのでよかったら読み比べてみるといいかも。
5巻では馴染みのあるワンカップ大関が登場します。
私は飲んだことないので、そんなメッセージがあるのかと知りました。