私は自分が料理が下手だと自覚がありまして、
漫画で料理が下手なのに、イチからホワイトソースを作ろうとか、挑戦してトラブルにならない展開は無いな、と悟り、
実験的料理を食べさせられる彼氏・彼女が可哀想とも思った。
漫画では「気持ちがうれしいよ」とか優しいことを言ってくれるけど。
実際はどうかな。
市販のルーや調味料に頼れば美味しい料理ができるわけだし、使えばいいじゃん、と思う。
私には昔から愛用している調味料がある。
エバラすき焼きのたれ。
醤油の代わりにこれを投入しておけば、間違いなく美味しくできる。
料亭のような味にはならないが、おかわりしたくなるような美味しさ。
これでかやくご飯を作ったところ「何これ激うま!」と叫ばせたことがある。
エバラ黄金の味中辛も愛用。
大さじ1杯でコクがでる。味噌みたいな隠し味に使う。
どんだけエバラが好きやねん。
小さい頃に食べなれた味がエバラなので、エバラを求めてしまうのだろう。
先日「簡単にできる料理」という類のレシピを見たけれど、簡単に作れる気がしなかった。
これまで「簡単」って書いてあるもので、本当に簡単だと感じたものがひとつもない。
自分が「簡単」だと思うポイントが人とズレているのだろうか?
そこで今日は私が簡単&美味しいと思う『焼き豚のようなもの』を紹介したい。
『焼き豚のようなもの』レシピ
もし誰かにご馳走するなら、前日までに作っておけるので、当日バタバタしなくて良いところがおすすめポイント。
この日は広告の品100g126円の豚肉のヒレとバラのブロックが半額になっているという幸運に巡り合った。
400円くらいだったので600gはあったと思う。
肉に味が浸みやすいようにフォークで刺しておく。
豚肉の表面をフライパンで焼いて鍋に移す。
焼き豚を柔らかくするには、重曹で煮るとか、酒で煮るとか、いろいろ方法がある。
しかし、玉ねぎを入れると肉が柔らかくなると最近知った(衝撃)
ほんとかよ。
って玉ねぎを入れたら本当に柔らかくなって、今まで肉の硬さと戦ってたアレは何だったんだ。
タイムマシンがあったら「玉ねぎ入れるといいよ」って教えてやりたい。
鍋にエバラすき焼きのたれで肉が漬かる半分くらい入れて、あれば料理酒をどぼどぼと大さじ3杯くらい、無ければ無しで。
隠し味にエバラ焼き肉のたれを大さじ1杯、無ければ無しで。
(焼肉のタレはいれた方がコクが増して美味しい)
好きなだけショウガを入れる。
この日はコロナウィルスのことが頭にあって、チューブのショウガをネリネリネリとひねり出して10㎝くらいのショウガパンチを効かせた仕上がりに。
にんにくチューブも1㎝くらい入れとくか。
肉が浸るくらいのお水を投入。
煮込んで寝かせて出来上がり。
料理下手な私の「煮込み」に欠かせないアイテム
鍋を沸騰させた後、シャトルシェフに入れておけば保温で煮込んでくれる。
火加減の調節がいらない。
ガス代の節約にもなって一石二鳥。
ブログに2010年には登場していたので10年のお付き合いにはなるようだ。
よく使うし壊れないし買って良かったおすすめの鍋。
今はオールブラックもあるしサイズも豊富で10年の歳月を感じる。
シャトルシェフを持ってない人は「沸騰したら火を止めて放置」を納得するまで繰り返す。
煮汁が冷めたらジップロックで漬けておけば味は浸みる。
『焼き豚のようなもの』出来上がり。
焼き豚って、ラーメンにのってるような丸いイメージがあるんですが、それとはイメージが離れているので『焼き豚のようなもの』としています。
からしを添えて頂きます。
焼き豚にはからしつけたほうが美味しい。
ふと、さまぁ〜ずの三村さんと大竹さんが、料理に調味料を足すと奥さんが良い顔をしないので「こっそり入れる」「解らないように食べ物の下に入れる」と話してるのを思いだして、そんなスパイみたいなことをして食べるのかと思うと笑っちゃう。
この焼き豚にマヨネーズをつけたいなら、どーぞ、どーぞ。
翌日はつけ麺と一緒に。
この2日分で肉200円分くらい。まだ200円分の肉が残ってる。
ゆで卵を冷めた煮汁につけて煮卵に。
半熟卵にするつもりが、しっかり火の通ったゆで卵に。
こういうところも料理下手だと思う。
簡単に作れることを売りにはしてないレシピのほうが簡単に作れることのほうが多いように感じる。
土井善晴さんのおかずのクッキングのレシピは(調味料を同時に入れる)ことが多くてすごく簡単に作れるのに、料理が上手になったのかと勘違いするほど美味しく作れるのでおすすめ。
順番に調味料を入れるのが苦手で、iPadとコンロのにらめっこで疲れる。
自分が簡単だと思うポイントは手順が少ないことなんだろうな、と書いてて気がついた(;゚Д゚)