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2019年12月1日新発売の『東京タラレバ娘 シーズン2』東村アキコを読みました!
東京タラレバ娘と言えば、ドラマ化された漫画ですし、
東村アキコ先生の漫画は他にも偽装不倫がドラマ化されてて、今どき事情を題材にドラマチックに描かれてて次の展開がどうなるのか楽しみになるんです。
『東京タラレバ娘 シーズン2』あらすじ
令和元年。
東京出身で実家住まいの令奈(30歳)は図書館で働きはじめたフリーター。
令奈も令和になって気持ちの変化が出てきたものの、
(今のままでも幸せじゃん?彼氏いないけど)
ある日、小学生のときの夢が「結婚して楽しい家族を作って楽しく暮らす」ことだと知り驚愕します。
しかし、これをきっかけに結婚に向き合い、婚活をスタートさせることに。
『東京タラレバ娘 シーズン2』感想レビュー
タラレバのときも、
(オリンピックまでに何かを成し遂げたい!)
と決意した人がいたと思うんですが、令和になって
(新しい元号になったんだし、新しいことに挑戦しよう!)
という気持ちになった人も多いのではないでしょうか。
令奈と同じような暮らしをしている人、
(バイト帰りにネットで評判のコンビニ神スイーツ買って、ネットフリックスを見て、実家暮らしで不自由なく暮らしている)
には1巻から刺さると思いますが、うわー!お金はないけど話題のコンビニスイーツを買うとかあるある!なんて、自分の日常に共通点を見てドキッとしたり。
就活してうまくいかなくて、いくつかバイトを経験していくうちに、あのときこうしていれば今と違っていたのかな、と思いを巡らせつつも日々を消化していくだけの令奈。
今さら行動してここからどうにかなるの?
前作の東京タラレバ娘では脚本家、ネイルサロン経営、実家の居酒屋、など職種がちょっと特殊でした。
華やかな世界で働いてるんだから、ドラマチックなことが起きるのはありえなく無いし、所詮、一般人には起きないよねー、という感情がどこかにあったように思います。
しかし!
今回は図書館で働くフリーター。
ここからどうやってドラマチックな展開に持っていくのか!?
気になるところです。
そのため1巻は導入部として説明的で、まだ展開としては主人公が婚活はじめるぞー!ってなるところなので、面白味にはやや欠け今後の展開に期待です。
もうすぐ2月に2巻出ますし。
令奈は小学生のときの夢を叶えるために奮起するわけですが、
「人生単位で叶えたい夢」
を見つけることで、仕事も恋も些細な日々の出来事すべてが、その夢につながってくる、夢があるのと無いのとでは人生が全然違ってくる、って、そりゃあ、そうでしょう。
令奈がズガーンという顔をするんですが、え?え?そんなに心に響いちゃう?
そんなに今の人は夢が無いのかな。
確かに車が欲しいとか、そういうのは無くて「お金があったら貯金する」という回答が街頭インタビューで多かったことを思いだしました。
結婚したい人は本作品の、
「世の中の女性は大きく2つに分けられる」(P160)
この辺りが参考になるのでは。
2巻以降は具体的な婚活内容が出てくるのかなと思いますが、出会いってやっぱり最近はアプリですかねぇ。
先日、30歳の美容師さんが、
「出会いなんて無いですし、合コンも嫌ですし、今は仕事が楽しいから彼氏や結婚はいいかなって思ってます」
って言ってて、確かにその人はいつの間にかサブマネになってて、ほー、仕事がんばってるなぁと感じました。
本作は、結婚が女性の幸せなどとは言って無くて、どちらかというと自分の夢を叶えるためのパートナー選びというスタンスです。
立ち仕事がしんどいなと思いはじめて、たまたま見つけた図書館のバイトなら一日中座ってられるかなと安直な理由で決めた令奈ですが、この先、彼女のやりたいことも見つかっていくのかな。
それってどうやって見つけていくのかな。
次号が気になります。