漫画家・白乃雪氏が、ドイツ人の夫と国際結婚したときのコミックエッセイ『とつげきドイツぐらし!』を読みました。
語学学校に通う様子や国際結婚の手続きなども紹介されますが、ハンブルクの日曜の朝のフィッシュマクルトやスーパー事情など現地に住んでいるかのように楽しめるエピソードが紹介されています。
ドイツに移住する予定や、留学する予定のある人に役に立つかもしれないです。
あと、ハンブルクの名物料理は「ラプスカウス」とか、檻の無い動物園で有名な「ハーゲンベック動物園」、ミニチュアワンダーランド、ビール醸造所「ラーツヘアン」、ニベア本店、日曜日はお店は休み、などドイツ旅行(ハンブルク)の観光の参考になりそうな情報もあります。
ソーセージの定義や果汁100%ジュースが美味しいなど、ドイツ初心者にはうれしい情報も。
ドイツではイースター(復活祭)が重要なイベントだそうで、クリスマスマーケットのイメージが強いドイツですが、春に行くのもおすすめかもしれないと思いました。
でも続いて、夏には夏の良さ、秋には秋の良さに触れられているので、ドイツはオールシーズン楽しめそうです。
ドイツ人夫のエピソードも面白く、日本で間違えて「駅員呼び出しボタン」を押した話はクスリッと笑ってしまいました。
ドイツ人の夫と国際結婚して3年目のコミックエッセイ『ほのぼのドイツぐらし。国際結婚3年め、南ドイツの田舎町で新生活はじめました~ とつげきドイツぐらし!』は
ハンブルクの都市→バイエルンの田舎へ移住するところからはじまります。
バイエルンはひと昔前まで別の国だったこともあり、独特な雰囲気がある地域。
方言もあり、ドイツ人夫にも聞き取れないというのはわかるけど、
パンの言い方も地域によって違う!なんてカルチャーショック!!
別の国の名残が色濃く残ってるんですね。
やはり注目してしまうのはドイツの食べ物情報。
徒歩圏にスーパーが無い田舎だけど、牛乳の自販機があるとか。
ちょっと飲んでみたい。
もちろんビールやソーセージ、プレッツェル、その他ドイツ料理も出てくるので読んでると食べたくなります。
ドイツ土産の紹介も少々あり、シューンガの『中世マーケット』、本場の『オクトーバーフェスト』、『クリスマスマーケット』も紹介されています。
異文化に触れる内容なので、ガイドブックのような詳細な情報はありませんが、ドイツに旅行の前に読んで損は無いと思います。
ほのぼのドイツぐらし。 ?国際結婚3年め、南ドイツの田舎町で新生活はじめました? とつげきドイツぐらし!
- 作者: 白乃雪
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 富士見書房
- 発売日: 2018/02/28
- メディア: Kindle版
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私はドイツ旅行に行く予定も無いんですが、ドイツに住んだ日本人や、ドイツ旅行に行かれた人が「ドイツは良い!」と言っているのを聞いてドイツに興味を持ちました。
確かに、そこまで個性的なキャラクターが出現したりとんでもない事件は起きず、人種差別もなさそうですごしやすそうです。
食べ物が美味しいのもいいですね。
著者の隣人が面倒見がよいドイツ人なのですが、これって日本に来た外国人をお世話するおじさんやおばさんと同じじゃない!?
そう考えると、ドイツ人は日本人に近いおもてなしの感覚があるのかもしれないと思いました。
ますますドイツに興味が出たコミックエッセイでした。おすすめです。