※ベイビー・ドライバーを見るべきか?すぐにわかる方法は、いちばん下で紹介
ベイビー・ドライバーの予告を見て、まずケビン・スペイシーが出演していることに驚きました。
そして主人公のベイビーが計画を復唱するシーンはクールで愉快!
ずっと気になっていた映画でした。
物語は、天才的なドライビングセンスを持つベイビーは、強盗チームを率いる裏ボスのドク(ケビン・スペイシー)に半ば強制的に働かされているところからはじまります。
ベイビーのカーアクションが面白く、彼がiPodで聞いている音楽がアクションと融合して痛快な映画となっています。
サウンドトラックが欲しくなるくらい、いい音楽がたくさん流れます。
アンセル・エルゴートは、立ってるだけ、座ってるだけなのに、背筋が伸びてピシッ決まっています。
こういう人ってちょっと珍しい。
姿勢が美しいと思ったら、9歳の時、バレエ学校で試演とあり納得。
12歳の頃に演技クラスに通い、高校の演劇やオフ・ブロードウェイの経験あり。
DJ活動もしており、2015年には来日しULTRA JAPANでパフォーマンスを行っていることから、劇中の彼のパフォーマンスのノリの良さにも納得。
彼には独特の雰囲気があるなぁと思っていたのですが、父親アーサーはファッション誌ヴォーグの写真家、 母親グレテ・バレット・ホルビーはオペラの舞台演出家とあって、そんな家庭環境なら彼に雰囲気があるのにも頷けます。
主人公を演じるアンセル・エルゴートに魅力があるので見応えがあります。
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1974年生まれのエドガー・ライトは14歳の頃から映画に興味を持っていました。
主人公のベイビーはiPodを持ち歩いているわけですが、監督ライトの若い頃はウォークマンやCDプレイヤーなど携帯型のミュージックツールが販売されており、自身の経験や当時の感覚が織り込まれた作品になっていると感じます。
ベイビーが警察に追われて逃げる際に、アーミーな上着を着ているのですが、見る人が見たら「それランボーですやん」と感じたり、いろんな場面に「わかる人にはわかる」映画好きな人に向けた演出が散りばめられているのが楽しいです。
実際、ライトはコメディ映画が得意で、ゾンビ映画の金字塔『ゾンビ』(原題: Dawn of the Dead)をパロディにした作品『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004年)を制作しています。
2014年の映画「アントマン」では監督・脚本をライトがするはずでしたが、監督を降板し、脚本がライトとなっています。
アントマンも面白かったなぁ!あの人だったのか!
ラストに向かうにしたがって、なんだかタランティーノ監督を彷彿とさせる演出だと思ったら、以前にタランティーノ監督とも共演していました。
タランティーノ監督の影響も受けているのだと思います。
パルプフィクションなどタランティーノ監督の映画が好きな人はベイビードライバーも楽しめると思います。
監督のエドガー・ライトは、2003年、ミント・ロワイヤルの「Blue Song」のミュージック・ビデオを製作するにあたり、本作ベイビー・ドライバーの冒頭部分のアイディアを反映させたところ、予想外に人気を博したため自信を持ったと言います。
見ると、本当だ!ほぼまんま!
冒頭部分がミュージックビデオっぽいとは思いましたが、すでに制作していたとは!
このミュージックビデオが気に入ったならベイビー・ドライバーも気に入るはず。
おすすめです。