映画『君の名は。』がレンタル配信を7月26日から開始しました。
岐阜・飛騨地方と東京が舞台となっていて、聖地巡礼する若者でも話題になりました。
物語が、男女が入れ替わる「転校生」と時空モノの「時をかける少女」を足して2で割ったような昭和世代にも受け入れやすい内容だと思います。
またキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックが共演している映画「イルマーレ」にも通じるところがあります。
これらの物語が好きな人は、『君の名は。』を楽しめると思います。
男女が入れ替わる物語で音楽PVのような映画、とは聞いていたけれど、展開に驚きました。
それぞれの心の葛藤や背景がもっと描かれれば深みが出たように思いますが、重めのテーマもサクッと見られる軽さがあります。
そんな中で趣味や家の事情もいちばん描かれていると感じるのが三葉に心を寄せるテッシー。
月刊ムーを愛読する少年らしさがありつつ、人生を諦めたような発言をするなど、テッシーを通して田舎に住む若者の閉塞感が優しく描かれています。
岐阜・さるぼぼ
土産として飛騨地方の観光地で多く見られる赤い人形です。
全身の色が赤いのは、悪霊祓い、疫病除けの御利益があるとされてきたからです。
岐阜・高山らーめん
鶏がらスープのらーめん。
『君の名は。』で食べられたことで有名になり、日清から商品が発売されました。
岐阜・飛騨弁
意味がわからない言葉は出てきませんが、三葉が東京の男の子に「なんか訛ってない」と言われます。
語尾に「~に、~でね、~やぁ、~やさ」など聞き慣れない言葉が出てきます。
三葉の学校の先生は『言の葉の庭』のヒロインです。
声優は花澤香菜さんです。
わずかな授業シーンですが印象的なのはさすがです。