ポーの一族は大好きな漫画のひとつです。
1972年3月号から1976年6月号に断続的に連載された作品なのですが、読めば読むほど、その時々に様々な発見があります。
私が当時、衝撃を受けたのは、アランと言うお金持ちの男の子が、大好きな祖母の「女」の部分を見てしまって絶望するところです。
おばあちゃんが!
おばあちゃんが、色気づいとーる!
そして畳みかけるように、まだ子供に見えるマーゴットでさえも「女」で、しかも、すごくしたたかで、更にアランは絶望するのです。
えぐい!
ここでは語りきれない、なかなかすごく深い漫画なのです。
今回、その40年ぶりの続編が月刊フラワーズに掲載されたんですが売り切れ店が続出。
その為、今まで電子書籍化されたことの無い月刊フラワーズは電子書籍化されました。すごい!
次号以降は電子書籍化予定は無いとのこと。
月刊flowers 7月号 [雑誌]
kindle
萩尾望都 ポーの一族最新作
創刊15年記念 BIGよみきりとして登場
1944年、戦火を逃れてウェールズに来たアランとエドガー。
そこでドイツ人の少女と出会い…!?
40年ぶりの続編登場、どうぞお楽しみに!
ポーの一族最新作「春の夢」が掲載された月刊フラワーズ7月号の緊急重版および、デジタル版の配信が決定いたしました。
表紙は四十年前の絵タッチとさほど変らないように見えましたが、内容のほうは、やはりちょっとあの頃の絵タッチや、ストーリー展開とは異なるように感じました。
そこで手持ちの文庫本を引っ張り出してきてみたのですが、、、全然違う!
わかりました!
違和感は、どうやら主人公のエドガーが成長した感じがするところのようです。
もっと少年のはずなんです。
萩尾望都さんは現在、王妃マルゴを連載されていて、登場してくる女の子、ブランカを見てそちらにちょっと引っ張られてるのかなぁ、という印象がありました。
内容については、まだ前篇なのでなんとも言えずです。
ポーの一族 復刻版 限定BOX: フラワーコミックススペシャル
青い霧に閉ざされたバラ咲く村にバンパネラの一族が住んでいる。血とバラのエッセンス、そして愛する人間をひそかに仲間に加えながら、彼らは永遠の時を生きるのだ。その一族にエドガーとメリーベルという兄妹がいた。19世紀のある日、2人はアランという名の少年に出会う…。 時を超えて語り継がれるバンパネラたちの美しき伝説。
少女まんが史上に燦然と輝く歴史的超名作を当時の装丁で復刻しました。