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西加奈子・直木賞受賞後、2009年〜2015年まで6年分のエッセイ「まにまに」を読んで


小説「サラバ! 」で直木賞受賞した西加奈子さんのエッセイを読みました。

西加奈子さんのエッセイは日々の「あっ!」という発見に満ちていて、さぞかし毎日が新鮮なのだろうと感じます。

子供が「聞いて!聞いて!」と目を輝かせて来るあの感じで文章はいっぱいです。

ところが、後半になるにつれて、、、ん、、、?音楽の話?、、、、ん、、、、本の話?と急激に話題が狭まるのですが、それは連載していた媒体が異なっていたからだと「あとがき」を読んで判明しました。

2009年〜2015年まで6年分のエッセイが掲載されているということで、「好きな人ができた」から「夫と」と内容に変化があったことに、驚きと喜びを感じるとともに、この6年は西加奈子さんにとって、プライベートも仕事もググッと変化の大きかった時期で興味深かったです。


まにまに
西加奈子直木賞受賞後、2009年〜2015年まで6年分のエッセイがギュッと詰まった一冊。

私は音楽には詳しくないし、そんなにこだわりもありません。

西加奈子さんの音楽の話は文章を読むだけではさっぱりわからなくて、Youtubeで動画を探しながら「なるほどこういう音楽なのか」と確認しながら読みました。

全く知らない歌手が出てきたり、西加奈子さんが生まれる随分前の歌手が出てきたり、どうしたらこういう音楽に触れる機会があるのだろう。

これいいよ。

そう推薦してくれる人がいるのかな?


西加奈子さんはノドがよく腫れる体質で高熱にうなされるんだけれど、そのときに聞きたい(見たい)音楽があり、書かれてある動画を探してみました。

身体の中でこんな感じで菌が暴れてるんだろうな、という動画だったのだけれど、、、シュール。

西加奈子さんの好みのものは私の趣味では無かったけれど、そのうち好きになるかもしれない、と思わせる熱量がありました。