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「女という生きもの」益田ミリ(読書感想)


益田ミリさんの女という生きものを読んでみました。

益田ミリさんのエッセイと漫画が交互に楽しめる作品となっています。

出だしの話が期待と異なっていたので、そういう感じで続くのかなー(汗)と思っていたら、途中からいつもの益田ミリ節に戻りホッとしました。

益田ミリさんは独特の観点をお持ちなので、共感するというよりは、そういう見方があるんだなぁ、と発見することのほうが多いです。

益田ミリさんが自分が今まで描いてきたキャラの中でいちばん自分に近い人物の名前をあげているのですが、ちょっと意外でした。

他作品を読んでいるファンにはうれしいこぼれ話です。


女という生きもの
……益田ミリがエッセイと漫画で描くわたしたちの話。

益田ミリさんは結婚をしていないんですが、そのことを焦ることもないし、強く望んでいることもなく、きっとこのままひとりなんだろうなぁ、と思っているようです。

「このまま独身でいると思う」という女性が読むとホッとするかもしれませんが、恋愛的な要素や、そういった類の女性らしいの話は無いので、林真理子さんのような作品が好きな方には肩透かしでしょうし、40代になって感じていることが中心に描かれているので30代の方はピンッとこないこともあるかも。

タイトルの女という生きものという割には、限定された女についてしか描かれてないという印象です。

この本を描くならすーちゃんの続編をはやく描いて欲しい、というのが本音です。

すーちゃんにはいろんな女性が出てきますからね。