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村の高校生以上の若いの3人しかいないから仲良くしよう「雨無村役場産業課兼観光係」 岩本ナオ


どこでこの本のことを知ったのか?忘れてしまったけれど、面白いと聞いて読んでみた「雨無村役場産業課兼観光係」です。

田舎の人々や状況がよく表現されてて、それだけで面白いです。

著者の岩本ナオさんは自分が育った土地を舞台にした作品しか描けない」とのことで田舎を舞台にした作品が多いのです。

リアルな体験があるからこそ描ける部分ってありますよね。

ちなみに岡山出身だそう。

この漫画は「田舎」だけじゃなくて「役場」の在り方、というんでしょうか、産業課兼観光係を通して村を見てみると、ケガしたサギの対処法とか、観光で人を呼ぶということとか、そうなんだー、と考えさせられるところもあったりして、なかなか奥深いですが、ただの地方活性化漫画では無く恋愛要素もあって読みごたえがあります。


雨無村役場産業課兼観光係 1 (小学館文庫 いL 1)
東京で大学を卒業した銀一郎は、故郷のために働こうと故郷の雨無村役場にUターン就職する。地元に戻ることで彼女とも別れ、都会への未練も断ち切って来たはずの銀一郎だが、村ではプライバシーも無く、高校生以上の若者は幼馴染みのメグ、フリーターのスミオと自分の3人だけ。
特産も名所もなく過疎化する村の中で、銀一郎は観光係を命じられるが・・・!?

スミオ君のイケ面ぷりが起爆剤となり、とってもエピソードが盛り上がります。

また、ぽっちゃり体型のメグにも好感が持てます。

イイ子、とはまた違う魅力があって、それが上手く表現できてます。

学生から大人まで幅広く読んでもらいたい漫画です。